社会人になると群れることが減ってきます。男性側は特に孤独。女性でも、社会人になってからの友人との距離感がつかみにくいという話も聞きます。
友達になったら声をかけないといけないのか。どこかにでかけないといけないのか。形式にこだわるととても窮屈です。
それでも誰かと肌を寄せないと寂しいという感覚は、どの人でもたまにでてきます。
「選んだ孤独は良い孤独か」。両者のバランスを考えてみます。
消耗品としてのコミュニケーション
社会人になって初めて行った営業職。営業職の中身は無駄の塊に感じました。最終的には好きな部分もでてきましたが、コミュニケーションに対する意識が変わりました。
世間はたくさんの無駄なことでもできていて、こういったコミュニケーションの方法もあるのはとても新鮮でした。
このときは、関西方式というか、深部の話に移るまで数十分は世間話で交流を深めるというスタイルをとりました。関東方式は結論からいくといいますが、無駄と思えるほどに交流を重視した営業スタイルを教えられます。
営業スタイルの良し悪しはおいておいて、ここでコミュニケーションというのは消耗品なのだと感じました。
コミュニケーションを取ること、それ自体が目的となるようなもの。
嫌いな人には果てしなく嫌われることでしょう。
今の自分は、時間感覚も大分と変わったため、同じスタイルはとれません。一つの経験として持ちました。
無駄なコミュニケーションを省いた結果の孤独
いつまでも時間がたくさんある時代は長くありません。
効率化ということも含めて年を経ることに無駄なコミュニケーションを省くことになってしまいます。結果、振り返ってみると孤独だなと感じることもあります。
その一方で、若いときほどコミュニケーションのためのコミュニケーションを求めない気持ちも大きくなってきます。
だからこそバランスを見て、今選んだ孤独は良い孤独か、考えるようにしています。人は孤独の海にいるその現実から目をそむけないように。
孤独だからこその交流への喜び
孤独だからこそ、その後の交流時の喜びが大きくできます。
新規のお客さんやリクルーティング対象の学生さんなど、新しく人と会った際になにかこの出会いを大切にしよう。今の関係性がしばらく空いてしまってもなにか価値が提供できるようにしよう。そう考えます。
孤独と付き合いながら。孤独と寄り添いながら。時折の孤独との別れも楽しみながら過ごせます。
【編集後記】
十人十色の「ひとり税理士」という生き方読了しました。長丁場の試験。独立。個々の方の人生がつまっているようで楽しく拝読しました。試験の合格から税理士のキャリア構築まで。いいとこ取りなしにありありと見せてくれるとてもよいキャリア本です。
【昨日のはじめて】
安全講習台本
【子どもと昨日】
父親にはそうでもないのですが、少しずつ照れがでてきたのではないかと見受けられるときがあります。
祖父の抱かれ心地がいいのかべったりだったのですが、この前はちょっと距離を置く様子。小さな変化はもうやってこないかもしれないので、そのときどきの変化を楽しみたいです。