雇用調整助成金の申請がオンラインで可能となりました。
雇用調整助成金は申請が面倒だという批判が出ていましたので、そちらへの対応ですね。
社労士さんにお願いすることも選択肢ではありますが、助成金としてもらう実入りが減ります。
余裕のある企業が手間を省くならそうすればいいでしょうが、困っている企業は自己申請一択でしょう。
直接申請されたい個人や企業の方向けに、オンライン申請の方法を実際に見ていきましょう。
オンライン申請への初期登録
オンライン申請サイトへアクセス
まずは、オンライン申請のIDを取得します。
https://kochokin.hellowork.mhlw.go.jp/prweb/shinsei/ブラウザの注意
ブラウザの設定によってアクセスできないこともあるので、ご注意ください。
最初にChromeでアクセスしたときは、つながりませんでした(その後OK)。
ダメなときはブラウザを変えましょう。
動くブラウザの案内はこちらの通り。
Internet Explorer11、Microsoft Edge44、Safari13、Google Chrome81で動作の確認を行っています
アカウント申請
まずは、アカウントを作成します。
「アカウントを持っていない方」をクリックして進みましょう。
次の画面で、登録するメールアドレスを入力します。
プライバシーポリシーに同意のチェックをした上で、「確定」で進みましょう。
受付の表示が出ますので、登録したメールへの到着メールを確認します。
メールにURLが載っていますので、こちらを踏んで進めましょう。
URLの先で申請者情報を入力します。
ショートメールでの利用者確認があるので、携帯電話番号が必須です。
会社の方は、ここには適当な自分の携帯などの番号を入れて、会社の番号は連絡先電話番号に入れます。
社労士の方が代理で申請する場合の欄もありますが、今回は直接申請をしますので無視して「確認」で進めます。
もう一度聞かれますので、表示内容を確認した後に「確定」をクリックします。
携帯電話に一度きりの確認パスワードが8桁で来ます。
入力して、「確認」をクリックしましょう。
これで、ID登録完了です。
社会保険労務士情報は追加可能
社労士番号は追加可能です。
社会保険労務士が代行申請する場合には、IDだけ申請者に先に作ってもらうといいです。
ショートメールの確認があるので、そこを代理するのは面倒ですし。
ちなみに、登録した携帯電話は変更できません。
変更は、ログインした直後に表示される画面で可能です。
表示されている「変更する」のボタンで変更画面を出せます。
オンライン申請の保存までしてみる
申請には必要書類がありますが準備に時間がかかります。
まずは、登録できる情報をバンバン登録して、仮保存までしましょう。
最初にログインします。
先程登録したメールアドレスとパスワードを入力です。
画面に、「新規申請」と出ますので、こちらをクリック。
申請情報を入力していきます。
手続き種別に「計画書」「支給申請」とあります。
本当は「計画書」を出してから「支給申請」なのですが、コロナ関連の特例で、計画書を事後申請することが可能です。
また、後述の通り計画書の添付は不要となっております。
次に事業所の情報を入力しましょう。
雇用保険適用事業書番号はハイフンなしの入力です。
丁目の住所は全角なので数字の入力は注意しましょう。
支払口座の入力に移ります。
最後のその他の欄。
計画届を提出している場合は、計画届の申請番号を入力です。
ここまで添付書類を全くしていないです。
これでいいので、いったん「保存」で終了しておきましょう。
オンライン申請の事前書類準備
先程作成した下地ファイルは、「修正」や「コピーして新規作成」ができます。
トップページに戻りましょう。
作成したものが選べます。
ここからは、申請書類を用意していきます。
申請書類一式
求められている申請書類一式はこちらです。
(1)支給申請書等
(2)休業協定書
(3)事業所の規模を確認する書類(労働者名簿等)
(4)労働、休日の実績に関する書類(出勤簿等)
(5)休業手当、賃金の実績に関する書類(賃金台帳等)
(6)通帳の写し
各項目追っていきますが、リンク切れの場合は厚生労働省のホームページを直接あたってみましょう。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyouchouseijoseikin_20200410_forms.html
(0)休業計画書→不要
2020年5月19日から休業計画書は不要になりました。
なので、今回作成しません。
(1)支給申請書等
支給申請書は厚生労働省のHPにまとまった様式がありますので、こちらを記入しましょう。
小規模事業者用は30分くらいで作れます。
従業員が概ね20人以下の小規模事業主のリンクを貼っております。
それ以外の方は、上記のリンクから対象のファイルを選んでください。
雇用調整助成金支給申請マニュアル(休業) (5月19日現在版)
(雇用保険対象者)
緊急雇用安定助成金の支給申請書類のうち、記入が必要な書類が全てまとまっています。全て両面で印刷して、必要な箇所に全て記入しましたら、添付書類と併せて都道府県労働局もしくはハローワークに提出してください。
○手書きで作成される方向け[PDF:157KB]
○パソコンを使って申請される方向け[Excel:103KB](雇用保険対象者以外)
○手書きで作成される方向け[PDF:157KB]
○パソコンを使って申請される方向け[Excel:103KB]
小規模事業者以外の方はこちらです。
(雇用保険対象者)
・新様式特第4号 雇用調整実施事業所の事業活動の状況に関する申出書 (記載例)
・新様式特第6号 支給要件確認申立書 (記載例)
・新様式特第7、8号 支給申請書(休業等)、助成額算定書
自動計算(Excel)版 手書き(PDF)版
(特第7号記載例) (特第8号記載例)
・新様式特第7、8号 支給申請書(休業等)、助成額算定書
自動計算(Excel)版 手書き(PDF)版
・新様式特第9号 休業・教育訓練実績一覧表 (記載例)(雇用保険対象者以外)
・様式1号(2) 休業実施事業所の事業活動の状況に関する申出書 (記載例)
・様式第2号(1)、(2) 支給申請書(休業等)、助成額算定書(通常版)
自動計算(Excel)版 手書き(PDF)版
・様式第2号(1)、(2) 支給申請書(休業等)、助成額算定書
自動計算(Excel)版 手書き(PDF)版
・様式第1号(3)・様式第2号(3) 休業計画・実績一覧表、様式第3号支給要件確認申立書
(2)休業協定書
休業協定書を作成します。
書き方の見本は厚生労働省のHPにあります。
Wordの休業協定書のリンクは愛知労働局のものがあります。
PDFの休業協定書のリンクは厚生労働省のHPをご参照ください。
(3)事業所の規模を確認する書類(労働者名簿等)
労働者名簿は作成した
厚生労働省の参考ひな形はこちらです。
書きにくい方は、「労働者名簿 EXCEL」などで調べると資料が出てきます。
(4)労働、休日の実績に関する書類(出勤簿等)
出勤簿の実績をスキャンなどしましょう。
普段使っているものでいいですね。
(5)休業手当、賃金の実績に関する書類(賃金台帳等)
賃金台帳を添付しましょう。
(6)通帳の写し
通帳の写しを添付します。
持続化給付金の申請が表紙と開いた最初の1-2ページを求めていたので、その辺りをスキャンしておけば足りるかなと。
一例では、「金融機関等、支店名、口座番号、口座名義がわかるページ」とあるので、これらの情報を提示できるようにしましょう。
オンライン申請
システムメンテナンス
添付の方法のご説明までいければと考えていましたが、2020年05月20日の12時過ぎは「システムメンテナンス中です」と出ています。
かなりの人がアクセスしていると考えられます。
サイトが復帰したら、まずはID作成から始めてみましょう。
復帰したら私も追加で作成してご報告するつもりです。
資料がそろってから作り始めると時間がかかりますので、「IDを作る」「振込口座を入力する」「資料を一つ添付する」など、小分けにしてちょっとずつ取り組んでいきましょう。
申請に関係する方は大変でしょうが、もうひと踏ん張り、がんばっていきましょうね。
ID重複による個人情報流出について
上記のシステムメンテナンスは、IDが重複発行されたことによる個人情報の流出が原因だったようです。
IDが申請時に発行されますが、それが重複していたと。
結果として、別の方の情報が自分の申請画面に載っていたそうです。
「政府のトップが…」というよりも、担当した部署か会社かの基本的なミスのようです。
アジャイル型ではなくウォーターフォール型の開発であればこのようなことも起きるかなと。
もちろん気をつけてほしいところですが、スピードが重視される局面では調整を続けながら早くシステムを提示できるようにすることが大切。
反省はしつつ、復旧をがんばっていただきたいですね。
困ったときはオンライン申請マニュアルもご参照ください。
(↑厚労省がすぐさまリンク先のマニュアルを更新してリンク切れになったため、一時的にリンクを外しております。)
【編集後記】
トランポリンとかバランスストーンを買ってみようかなと。
パパ保育士のブログで紹介されています。
【運動記録】
ジョギング○ ストレッチ○ 筋トレ○ サプリ○
【一日一新】
雇用調整助成金オンライン申請
【子育て日記】
お風呂でシャワーがお気に入りです。
「てつだって あげようか?」と何気ない顔で言って準備をしてくれます。
上手になってきたので、助かっています。
たまに勝手に壁とかを的にして遊んでますが。