検索技術がメジャーになる前までは、分類法で見つけることが主でした。その方法によっているものですぐに思いつくのは、図書館でしょう。図書分類は、日本十進分類法(Nippon Decimal Classification[NDC])を使っています。分類は、アリストテレスを祖として、体系付けて全体を把握するために有用なものでした。
ブログにおいても、カテゴリー分類を使うことができます。では、検索もできる上でどうつかうべきでしょうか。今回は、図書分類の良し悪しからブログカテゴリーの分類方法を検討してみます。
分類法の良さ
図書分類法の良さの基本的なところを確認してみましょう。
分類として探せる
分類として探せることがまずは、その良さです。インターネットが発達する前の図書館で調べ物をしたことがあれば、その分類方法によって本を見つけることができたはずです。
世の中の本は分類こそされ、もともとその分類として出版される予定がされていたわけではありません。それでもきちんと分類されて見つけることができるというのは、当然ながらも、分類の良い点です。
キーワードがなくても分類できる
インターネットにおいてはキーワードを入れることが大切になっています。そのキーワードによって探せるからです。しかし、分類において探す場合においてはキーワードがなくてもその分野に分類されていれば探すことができます。「思想」という言葉がないとしても、書籍として「思想」のカテゴリーに分類することは可能です。
ブログのカテゴリーの場合、キーワードを意識して作ることが多いでしょうが、キーワードがなくても入れたいカテゴリーがもしあれば、使い勝手がいいです。SEOをあまり意識しない使い方ではあります。
著者の意図で分類できる
著者の意図に従って分類することが可能です。これはきちんとその中身を読み込まないといけませんが、「思想」なのか「思想史」なのかは、隣接することではありますが、分類として異なります。
その似たものを入れ込む方法として分類に入れ込むことが可能です。
NDCとして決まっている
日本十進分類法(Nippon Decimal Classification[NDC])は、その内容が決まっています。異なる図書館の間でも、おおよそ似たところに分類できます。多少の異なりはあっても、その分類の全体について、変わるということはありません。
社内図書などに対しても、分類反映することが可能です。
デメリット
逆にデメリットを考えてみましょう。
分類が単一
デメリットとしては、分類が単一であるということです。この点はブログカテゴリーとは異なる点です。ブログカテゴリーでは複数のカテゴリー分類が可能です。また、同じ本を複数冊仕入れた上で、複数カテゴリーに番号を振っている場合がありますが、単一の本に対しては単一の番号であることには変わりありません。
新しいテーマへの対応が難しい
新たなカテゴリーテーマで執筆をした場合に、そのカテゴリーが存在しないです。
例えば、「生成AI」についての書籍をどう分類しているかといえば、「技術」548の「情報工学」に分類している例があります。少し上の中カテゴリーとしてであれば、このように入れ込むことが可能です。しかし、「AI」という項目を直接に該当させるには、カテゴリーを作る必要があるでしょう。
NDCへなんでも当てはめる
NDCの分類を中心として作りますので、既存のカテゴリーに入れ込む動きになります。すでにある分類からはみ出ないということは、そのカテゴリーと少し異なっていてもそこに入れ込むという方法です。
良し悪しがあるでしょう。
タイトルで判断しがち
図書分類において、その全てを読破する場合と大まかに確認する場合があります。タイトルに載っている単語に引っ張られてそちらの内容に寄って分類されてしまうことがあります。
ブログで著者自身が分類をしているのであれば、この点は回避できそうですが。
著者の意図とは別になることもある
図書分類の場合になりますが、著者の意図とは異なって分類されることがあります。そもそも執筆者が全てを完全に一番把握しているというわけでもないでしょう。
自分の姿を他の人が認識しにくいように、他の人から見た方がよく分かることは存在します。
目的は?
図書の分類法をブログカテゴリーに応用するためにメリット・デメリットを考えてみました。これらカテゴリーを入れ込む一番の意味は、探しやすくすることであってり、見やすくすることであったりします。
逆に、正解を作ることではないのです。日本十進分類法(Nippon Decimal Classification[NDC])は少し正解を作る方によるかもしれませんが。
分類法を参照しつつ、見やすさや探しやすさに活かしていくということを目的にしておくと、そこまでズレないかなと考えます。
【編集後記】
メダカは卵を生む季節ですね。
【運動記録】
ストレッチ○ ジム○
【子育て日記(6歳・2歳)】
一生懸命作った料理をあまり食べないというのは、よくあることです。気分次第なので、あまり気にしないようにしています。