大学院には長期履修制度があります。
多様な学び方に合った履修容態にするべく
2002年の文部科学省の答申で出ています。
働きながら大学に通う場合の負担はかなり重い上に、
大学院に通っても仕事や私生活の問題が
棚上げにできる訳ではありません。
現在では、多数の大学院が社会人向けの講座で
長期履修制度を提供してくれています。
社会人が大学院に通う上で、この長期履修制度の
良い点と悪い点を考えてみます。
長期履修制度が社会人大学院生に役立つとき
長期履修制度は、標準では2年で修了する就学年限を
3年に伸ばす制度です。
導入当初の趣旨は次の3つです。
- 諸外国において、学位を取得する正規の学生(いわゆるパートタイム学生)が制度的に存在しており、日本でも導入検討が求められている
- 学生が留年や休学として取り扱われることなく、個人の事情に応じて柔軟に修業年限を超えて履修し学位等を取得できるようにするし、各大学等における受入れを活発化する
- 在学中に起きた何らかの事情で勉学意欲がありながら予定していた学習が困難となった学生が学習を継続できるようにする
制度の内容は大学によって少し違います。
特に社会人大学院生が気にするべきところは、
長期履修制度が後から選択できるかどうかです。
入学当初に長期履修制度を申請していないと
この制度が使えない場合、事後に起きる問題に
対応ができません。
だったら柔軟にいつでも選択を認めたらという
意見があるかもしれませんが、大学側の受け入れは
生徒が想像するよりバランスが難しいのです。
卒業せずに1年余分に受講するということは、
担当教授の負担が延長されます。授業における受講生の
バランスも変わります。
裏側はおいておいても、
後選択できるかは社会人で大学院に行く方は
比較のときに聞いておきましょう
長期理由制度の2つの良い点
良い点1:不意の事情に対応できる
履修期間を伸ばせる一つ目の良い点は、
当然余裕ができることでしょう。
仕事で転勤をするかもしれません。
ご家族に多くの時間をつきそう必要が
出ることもあります。病気・ケガ・介護など
あたながコントロールできない身近な人の
事件が起きたときにも対応しやすいです。
良い点2:金銭面への負担を和らげる
留年とは違います。
長期履修制度を利用するれば、
3年通っても2年の場合と授業料の
総額が変わらないことが良いことです。
大学へ授業料を拠出する負担感は
人によって大きいです。金銭面の負担を
和らげてくれる点もとても良いです。
では、悪い点は何でしょうか。
長期履修制度の2つの悪い点
悪い点1:ダレる
長期履修制度を利用すると悪いと
3年通わないといけません。
長く通えるというのは、裏返せば
長く通わなければならないということ。
時間の消費は金銭が出て行かなくても
機会損失として大きなコストです。
悪い点2:補助金
大学院で長期履修制度を利用すると
教育訓練給付金が受けられなくなります。
ハローワークでの専門実践教育訓練給付金で大学院費用の50%給付
具体的にはこう説明されています。
(長期履修制度を利用すると、給付の)対象となりません。
●2年で修了する課程として指定していますので2年を超えるとわかった時点で修了見込みがないとして受講証明が発行できず、給付の対象外となります。
●当初から長期履修生制度を活用する予定である者も、受講開始以前から2年で修了する見込みがないことから専門実践教育訓練は活用できません。
まとめとして
社会人は通っている途中になにがあるか
わかりません。
大学院に合格したら卒業できるという訳でもなく、
最終合格するまで気を抜けないので
スケジュールに柔軟に対応できる長期履修制度は
役に立つ可能性があります。
特にお仕事がお忙しい方は、
最初の下調べで気にして長期履修制度の
途中申請ができるか聞いておきましょう。
【編集後記】
久々に見かけたマクドがめっちゃ混んでました。
業績の波は聞きますが、日本に根付いていますよね。
【運動記録】
ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO
【一日一新】
ケルヒャー
【子育日記(2歳)】
年末の掃除で高圧洗浄機を持ち出して
子どもと一緒に掃除しました。
説明書を喜んで広げて見せてくれました。