採用における人事部の仕事は社内全体への共有理解を作ること

桜と子ども

採用における人事の仕事は、全体への共有理解を醸成することにあります。

裏側から見ていると、面接がきっちりとした評価でない場合や評価軸が重複している場合があります。これらは、判断プロセスを簡素化するという人事部の採用構築の仕事です。

 

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もくじ

ある人事部の女性の悩み

採用において、ある人事部の女性の悩みを聞きました。

  1. 採用の面接において、合格可否が人任せ
  2. 面接したが、次のフェーズに進めるかどうかはっきりしない
  3. 面接官が採用のフローを理解していない

どれも簡単なようで難しい話です。というのも、数値が決まっていてその判断を機械が行うわけではないからです。

人の介入した意思決定のプロセスをどのように作っていくか、この点は人事部の採用プロセスの見直しが役に立ちます。

真ん中評価をやめる

悩みの中の「合否が人任せ」「次のフェーズに進めるかどうかはっきりしない」は、単純なようで実は良く発生する悩みです。全員で評価をしたが評価結果がそこそこ。全員の評価結果がそこそこ。これでは、次の合否の進むかどうか迷ってしまいます。

 

対策を考えます。それは、真ん中評価をさせないことです。

 

具体的に言うと、採用評価においてABCやABCDEのような真ん中の評定がつくのであれば、これをやめさせます。

やり方は簡単で、ABCD評価にするのです。別にC-やB+があっても構いません。真ん中評価をやめさせる評価軸にするのです。

 

採用現場からのクレームは出る

真ん中評価をやめればすぐに合否のあいまいさがなくなるのかといえば、そうではありません。

3段階評価や5段階評価をやめて4段階評価にすると、現場からはクレームが出るでしょう。

 

クレームには、真摯に対応してください。どうして3段階評価がダメなのか。意思決定に役に立たない評価だということ。C+やB-が存在してもいいが、完全な真ん中はさせないこと。こういった内容を丁寧に伝えると良いでしょう。

 

人事プロセスの上で一番難しいのは社内意見の調整です。ツールを変えても調整の難易度が劇的に変わるわけではありません。しかし、意外と評価軸を変えるだけでも役に立つものです。参考にしてみてください。

 

【編集後記】
春の陽気は暑いくらいですね。セミナーをしながら窓を開けて上着を脱いでました。

【昨日のはじめて】
保育園

【子どもと昨日】
初めての保育園でした。連れていった時のコンディションもよくなく、すでに眠い状態。親から離れられるわけもなく、数時間の慣らしの時間でしたがうまくスタートできませんでした。初日ですから、まだまだこれからでしょうか。

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