日本の産業生産性はなかなか上がりません。
主要な原因は、機械が得意な仕事と人しかできない仕事を積極的に分けないためです。
電子化も進みません。
構築済みのインフラが社会変化を妨げています。
上手に電子化を取り入れている国と比べて、日本の2015年から2018年の生産性向上は0.6%にとどまります。
そんな中、上手に効率化すると働き手も、お客さんも効率的に購入ができるよい例がマクドナルドのモバイルオーダーです。
こんなオーダーシステムを決済システム屋さんが移動販売用などに提供するのも面白いです。
モバイルオーダーとは、とその使い方
モバイルオーダーは、マクドナルドの注文と決済をスマホ上で行うアプリです。
アプリでオーダーをしておいて、マクドナルドの席に着席して待っていれば頼んだものが来ます。
注文と決済を省略することができ、並ばなくてもいいし後ろを気にしなくてもいいので、便利なアプリです。
モバイルオーダーを使用するには、アプリをダウンロードします。
iOSはこちらから。
Androidはこちらから、ダウンロードしておきましょう。
位置情報の通知はオンにしないと使えません。
プライバシーが気になる方は後で聞かれる位置情報について、使用中だけ位置情報をオンにしておきます。
iOSのダウンロード画面です。
ダウンロードして進むと簡単な説明が出てきます。
注文の際には、まず受取店舗を選択します。
位置情報から候補を出すこともできます。
メニューは一式から選ぶことができます。
コーヒーを一つでも頼めます。
例えばハンバーガーを選びます。
選択すれば、セットにするかも聞いてきてくれます。
すぐさまポテトのサイズやドリンクの種類とサイズも選べます。
選択が終われば全体を確認して支払いに進みます。
支払いは会員登録が必要です。
まだの人はここで会員登録をします。
必要な情報を入力していきます。
通知は双方にとって必要なものなので、プライバシーが気になる方は使用中だけ位置情報をオンで進めておきます。
支払情報を入力していきます。
テイクアウトの人は、店舗に到着する前から製造開始していいか確認もしてくれます。
イートインかテイクアウトを選びます。
そういえば、税率変わるので金額が変わりますね。
支払い画面です。
先程登録したクレジットカードか、LINE Payで支払えます。
支払い完了すると注文番号がもらえます。
実際に試した際には、店舗に待っている方はいましたが、ちょうど出来上がりです。
待っている人をすっ飛ばして、入店2秒で商品を受け取りました。
コストがかかっているのに価値を生まない時間をなくす
モバイルオーダーの良いところは、コストがかかっているのに価値のない時間を減らせることです。
店側にとって、注文を決めるのを待つ時間、確認の時間、決済の時間はすべて人件費を発生させます。
お客さん側も、並んでいるのを待つ時間、オーダー前に並んで密集しているストレス、メニュー表が見えにくい、決済の手間など、時間がかかります。
アプリで店外でも注文できるなら、これらは一掃されます。
また、お店側の待ちスペースがなくなりますし、注文側も気楽です。
日本の生産性が低いニュースはよく聞きます。
辛抱強かったり決まった手順をこなさないといけない(あるいはこなせてしまう)ことへの日本人の慣れがあり、上記のようなオーダーシステムの発想に至りにくいせいです。
モバイルオーダーシステムは、他の業種でもヒントになります。
DOCOMOから出ているEasyeat
システムを販売していないかを確認してみると、DOCOMOからEasyeatとして出ているようです。
(外でも類似はあるか、出てくるかしそうですが)
先程のマクドナルドの、店側と客側のフローがわかりやすくまとまっています。
固定店舗だけでなく、移動販売でも使えると便利ですね。
サラリーマンのお昼休みは混むことが多いので、注文の仕組みを根底から変えられることに期待があります。
モバイルオーダーは小さな子どもを連れていても使いやすい仕組みです。
新しい注文・決済スタイルを体験できますので、気になったら使ってみてください。
【編集後記】
そろそろ新卒採用の説明会が始まります。
今回は、ZOOMを使用して実施いたします。
【運動記録】
ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO
【一日一新】
マクドナルド モバイルオーダー
【子育て日記】
お風呂で一緒にひと遊びして、出てきたときに「おもしろかった〜」と言ってもらいました。
どこに響くかわからないときもあるので、そう言ってもらえてうれしかったです。