採用ではできる限りの人と会います。ただ、会社組織の中であれば、いつでもどこでも移動して会うことができる会社というのは多くないです。
逆に、いつでもどこでも会いに行っていいと許可を出している会社は、採用力が高いです。
効果達成のためのギリギリを見るのは会社運営者の癖や醍醐味でもありますが、投資目線がないので拡張体制になりにくい欠点があります。
ギリギリでは希望の人はなかなか雇えません。メリハリをつけて採用へ投資する必要があります。
採用は口説くこと
採用は口説くことです。よく結婚に例えられます。
なにもせずに運命の人に出会うことができればこれ幸いですが、そうはいきません。
婚活市場で一生懸命好みや条件の人を口説くように、採用に関しても相手を口説く必要があります。
待っていて来る人で満足しないのであれば、必ず口説く目線と口説ける人が採用担当者に必要です。
ちなみに、口説ける採用担当者は営業素養も高めです。
会うことへの効用は低評価されがち
口説く際に重要なのは会うことです。
条件を確認したらできる限り会うことです。遠方であっても確度があると感じれば必ず会うことです。
遠方にわざわざ行くのは、相手も距離を理由に会社の選考に参加できていない可能性があるからです。
うまく行けば意外にマッチングできます。
ただ、WEBでのマッチングが多くなっている昨今、会うことへの評価は下がっています。また、積極的に会おうとする採用担当者への評価をしない傾向が経営者に見られたりします。
採用に対する口でいう優先と指示の優先が違う
企業内で遠方に行き、会うことについては上司の批判にさらされます。会う必要があるのか、ないのか。
しかし、会う前にはそんなことは分かりません。
メールや声でのやり取りでそのにおいを上手に嗅ぎつけられるのがいい採用担当者ですが、その感覚はなかなか上司に説明しにくい。
しかし、採用に対しての優先度を上げる希望をしているのであれば、上司の指示もそれと同じであるべきです。
会社を見ていると、そうなっていない場合が見受けられるので、組織内での調整力というのはここで必要なのでしょうが。
基準値を超える人がほしければ基準値以上の投資が必要
採用担当者として訴えるべきは、「見返りがほしければ投資してくれ」ということです。
思い描く理想の人を採用したいのであれば、会いに行く許可を出したり費用を出したり条件を出したりにおいて、通常と思っている以上の投資が必要です。
人口が減るというのは人の希少性が上がります。同じく(低いと思う)質と同様であっても、購入費用は上がっていきます。
これから人のコストは減る見込みが見えません。
その上で良い人を採用しようとするなら、投資の目線で許可を出してあげる、あるいは許可をもらう方がいいでしょう。
【編集後記】
会社の上役に否定される提案というのも多いです。ただ、自分の役割や軸を持っているので発言を否定されても何も思いません。
否定されても言い続けることが価値でもあり、それを受け入れてもらえればさらなる価値を提供する、そんな意気込みで仕事をしています。
【昨日のはじめて】
Bake Mint
【子どもと昨日】
あっちこっち移動して暑かったのか服を脱ぎたがっていました。
地震の影響でガスが最初うまくつかなかったでの、身体が冷えない程度に水で遊ぶことに。
シャワーから出る水をまだつかもうとしてます。水を握るとは、もはや大人はしませんが、子どもにとってはできそうなことなんでしょうかね。知らないからできる発想でした。