動画ワークショップに考えさせる時間がどこまで合うか

ワークショップを動画でしたいという欲求はそこそこあります。
現状は、その理論をしっかりわかっている人たちでないと難しいですが。

でも、この欲求はどこから来るのでしょう。
それは、考えてもらいたいという発想からです。

考えて、腑に落ちる状態になってほしい。
新しいやり方を見出してほしいなど、色々と目的があります。

現実は、難しいです。
みなさん忙しいですし、考えるよりもノウハウをしっかりと得る方がその目的に合うことが多いです。

分割したり宿題を出したりというのが、受ける側のニーズと、今のところよく合っていそうです。

もくじ

ワークショップでは停滞してもらう必要がある

ワークショップで考えるというのは、止まってもらう必要が出てきます。
停滞です。

無音でずっと過ごすような時間ですね。
静かな状態を嫌う人もいます。
面と向き合ってワークショップをする場合に、この静かな時間も大切にしようという話はよく出てきます。

耐えるのは難しいのですが。

そして、オンラインやビデオの場合に、この静かな時間をもたらすのはとても難しいです。
最近静かな時間を得られるのは、映画館くらいでしょう。

携帯電話をオフにして見ることができませんし。
映画に集中する以外はさせることがないので。

でも、パソコンに向き合ったときにそのような静かな時間を持ってもらいにくいです。
すぐにYouTubeを見たくなるかもしれません。
音楽を流すかもしれません。

その場にアプローチできないのは、遠隔のワークショップの難しさでしょう。

ビデオ学習は止まらない

他のことをしないながらも、ビデオ学習を例にすると、動画が止まらないことが考える機会を奪う一因です。

今頭の中で整理をしているタイミングと、全体が進むタイミングは一緒ではないです。
個別対応であれば可能かもしれませんが。

止まらないビデオの中では考えることを続けにくいです。

社会人に対してなど、単なるノウハウ系の話であればいいかもしれません。
ただ、小学生などに対してのオンライン授業では、一考し、改善の余地が高そうに感じます。
(オンライン学習を否定する意味ではありませんが)。

考えさせることがどこまで可能か

考えてもらうというのは、簡単には停滞です。

停滞を持ってもらうのはどういう方法があるでしょう。
一つはビデオを止めてもらうことです。

ということは、

  • 配信を分割する
  • 考える部分を部位化して宿題にする

辺りが考えやすいです。

自己開催のセミナーなどであれば、可能かもしれません。

一方、生であったり決められた時間である場合には、こういった時間をとってもらいにくいです。

また、考えさせるということを前提に伝えておかないと、他のオンラインやビデオの内容と同様に流されていきます。
呼びかけも大切です。

考えさせるべきトピックか、形態は合っているか

やり方の前にトピック選定を大切にしたいです。

そもそも考えさせる形態を動画で持ってくる方法はあまり、目的にそぐわないでしょう。
上記のように停滞をつくって時間をとってもらう方法はあります。

ただ、即時的なものの方が好まれるし、人気も高いです。
人気がなくてももちろんいいのですが、狙っている市場とそのちゃんとしたニーズが合うか確かめたいですね。

ニーズは、出してみないとわかりません。
一般的に否定されたニーズにおいても、ちゃんと需要を感じることがあります。
むしろ否定してもらえたからこそかんばって市場を見つけられたときも。

考えさせたいという欲求に向き合いつつ、方法からもトピックを見直してアプローチしてみましょう。

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