あだ名やレッテルを勝手につけて((プロパガンダでも挙げられるレッテル付(name stacking)))相手をコントロールしようとする人がいます。そういう場合には、自分が嫌だということを伝えましょう。
あだ名は、プロパガンダの考え方で印象をコントロールする方法です。ファシリテーターであれば、参加者には必ずその人が望むあだ名を呼んでもらうようルールを周知しましょう。
ワークショップでのあだ名付の意味
セミナーやワークショップの中では、名前を札に書いてもらうことが多いです。名前があった方がファシリテーターや参加者同士の交流を促せるからです。
その際には、本名ではなく好きな名前や呼んでもらいたいあだ名などを書いてもらうことがあります。これは普段の生活とは別の新しい場所で個性を出して交流をもたせたいという意図となります。
普段と同じ名前を呼ばれれば普段と同じことの続きになります。そうではなく、今日の自分、新しい自分、学ぶ自分など、その日の新しい自分を作ってもらう良い場にすることが、普段と別の名前を使うことで演出できます。
まちづくり型のワークショップだけでなく、スキル習得目的のワークショップでも使える手段です。
あだ名をコントロールしようとする人
あだ名は新しい自分になるためにつけます。しかし、あるワークショップに参加した際には、呼び合うルールであったあだ名を呼ばずに、好きな名前を勝手につけて呼んでいる人がいました。
ワークショップをよく知っている人が集まる会です。この人は、わかってやっています。つまり、自分が好きな名前をつけてその場や相手を自分の思う色に染めてコントロールしようとしていたのです。
たかが名前ではありません。いじめの現場などを想像してもらえば、悪いあだ名をつけられてさげすまされることを用意に理解してもらえるでしょう。
そのワークショップでは、こういった人がいたため楽しくなく辛いだけのものになりました。しかし、思い返せば、そういったことをされたのはいい経験になりました。いじめをされるとこんな感じとなるのを身をもって理解できたからです。
ファシリテーターはこういったサインにも気づくべき
ファシリテーターは参加者の自由を保障する責任があります。しかし、単なる自由だけではなく、参加者同士での些細な問題にも気がつけるように、慎重かつ広く様子を感じられるようにしましょう。
上記であげた例のタチの悪さは、その人はファシリテートの運営経験がある立場で、別の参加者にいけずをしていたことです。しかし、普段ファシリテートをする場では、プロレベルの参加者は多くありません。参加者同士の問題も自然に発生することがあります。
気をつけてワークショップやセミナーを運営しましょう。
【編集後記】
やっとiPhone Xが来そうだという連絡がありました。ちょっと問い合わせを受けた回答が遅れたので、早かった人はそろそろ手元にあるかもしれませんね。
【昨日のはじめて】
くるみたっぷりのパン
【昨日子どもと】
お祝い事に参加をしました。参加してくれた人に愛想を振りまいて、笑顔を返してもらってご機嫌です。少しだけ人見知りが出て来たようです。でも、慣れると顔を見つめて笑顔です。たくさん交流してもらってほしいです。