論文のテーマは狭いほどいい

narrow seats

論文を書くにせよ、試験に研究計画書を出すにせよ、論文のテーマ設定は永遠に迷うところです。

書きながら行き来しながら、その方向性をまとめていくことになります。
その上の到達点は、どこにすべきでしょうか。

それは、「できる限り狭いテーマ設定をする」ことです。

テーマ設定に迷っている方向けに少し書いてみます。

narrow seats

*狭い席

 

もくじ

論文テーマはできる限り狭くしていく

何かを論じるときには、大きなテーマが最初に頭をよぎります。

しかし、大きなテーマは4万字あっても、あるいは10万字あっても書ききれません。
問があって、それに対して短く答えられるような内容を選びます。

最初の問に答えていくと、実はその問も広いテーマだったことに気づくかもしれません。

そのときは、ちょっと範囲を狭くします。
国を限定する、対象を限定する、場面を限定する、などなど。

もちろん、どの分野を研究しているかによって、少しアプローチが変わってくるでしょうが。

深堀りすることで全体をあぶり出す

テーマを広くするのは、水平に広げていくイメージ。
これに対し、深堀りしていくのは垂直に掘り下げていくイメージです。

論文では、どこまでこの深堀りができるかが目標です。

たくさんのことを広く論じるのは、教科書であったり実用書であったり。
一方で、論文は広くではなくて、その主題に対して答えを出せるかを目標に書いていきます。

一つのことに対して、きちんとした論拠と答えを出していく。
そうすると、論じていないけれども参考になって何かしらの答えが別の分野でも出てくる、あるいはひらめいてきます。

論文の目標はそういうところです。

だからこそ、できる限りテーマは狭くしていくのがオススメです。

リニアにしか読まれない

仮に広いテーマ設定にしたとしても、論文はまっすぐにしか読まれません。

上から読んでいくのです。

どこかに、つながりがある情報を書いたとしても、かなりうまくつながない限りは断片的な情報としてしか理解されません。
学術界の慣習なのか、どの方に聞いても同じような回答をもらいます。

だからこそ、垂直に掘っていくイメージで書いていくことにつながります。
深堀りをするときには、深く掘り下げる手順を持って上手につなげていきましょう。

ありきたりな答えしか出せないときは、特に論文のテーマが狭い可能性があります。
上手に論文のテーマは狭めていきましょう。

 

【編集後記】
とあるサイトへつながらない場合の処理をしていました。
ブラウザが対応しているのに不具合がでるときは、単純にはキャッシュなどが悪さしている感じが多いですね。

【運動記録】
ジョギング雨 ストレッチ○ 筋トレ○ サプリ○

【子育て日記(3歳)】
雨降りなので、意気揚々と傘を持って出かけました。
雨は雨で、楽しい一日のようです。

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