なにかのチェックを厳しめにするときには、嫌いな人を想定しておく方が合います。
うまくできないときに、「できていないところに気づきませんように」と考えるかもしれません。
そして、できているところに気づいて評価してくれるようにと。
これは、加点方式のチェックでしょう。
いいところを褒めてもらう感じです。
一方で、ちょっとでもうまくいっていないところをチクチクと指摘するのが減点方式です。
作品やしごとの完成度を上げていくならほしい観点ですが、精神衛生と上手に付き合うことが必要です。
加点方式・減点方式の評価方法
今回の採点が加点方式なのか、減点方式なのか、よく確認をしましょう。
大学院の授業でもこれらは分かれます。
全体的に上手に対応をしていれば、少し変なところがあってもうまく評価してくれるものが多かったのが、一般の授業でした。
一方で論文関連では、少しでもミスがあればそれをひたすら指摘していく、減点方式に近かったと感じます。
これは人によってや組織によって異なるでしょう。
それでも、ものによって加点方式と減点方式が分かれていることに気がついておくと心構えができます。
減点方式であれば、キツめチェック
減点方式はキツめのチェックをする必要があるでしょう。
こういった減点方式の指摘をする理由として、変なところで土がつかないようにということを言われたことがあります。
例えば最近の民法改正。
民法改正でこれまで参考にしていた文献では改正前分になってしまってケチを付けられると。
だから、最新の文献を使うし、最低でも民法改正後の文献を使うようにと。
この論文が民法改正に関連しておらず、労働法やら租税法の論文であっても同様です。
「論文は、専攻分野以外の教授陣も査読に入るため、趣旨ではなく別の小さなところで全く間違った内容を論じてしまうと、いくら趣旨が良くても合格にできなくなってしまう。」ということを説明されました。
減点方式の良い例です。
ビジネスでは減点方式が多少あっても、それを相殺して余りある加点部分があればいい場合があります。
評価軸が異なるいい例です。
嫌いな人がしたしごとと想定してチェック
厳しめのチェックをしようといいますがどうするかというと、「あたなの嫌いな人のもの」だと想定してチェックすることが一つです。
嫌いな人がいない場合には、ケンカしたばかりの人とかでもかまいません。
嫌な人が言っていることであれば、あらを探すことが一般的です。
そう考えて読まれても、ツッコミどころがない文章などであれば、かなり対策をしている作品といえます。
「ポジティブに解釈してくれれば、このままでもいい」のように、論点を見過ごすと、減点方式ではうまくいかないことが増えます。
確認時などに、気持ちの切り替えをして上手にチェックをしてみるといいでしょう。
【編集後記】
チェックの強度は相手の需要に応えるようにしています。
それでも、全体的にはやさしめの指摘が増えたような感じですが。。
【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○
【子育て日記(4歳・0歳)】
自転車の練習で外へ。
自信と経験をつけられるように、ちょっと遠いところへ行きました。