新卒の有効求人倍率は上振れする傾向にあります。現実を反映しているとは言い難い状況です。その上振れがさらなる上振れをもたらします。
なぜに上振れが上振れを呼ぶか、考えてみましょう。
採用予定人数の上振れは取れない結果からきている
採用予定人数をどうやって調べているかというと、大手の求人サイトなどは単純にアンケートを実施します。
このアンケート「来年の採用予定人数は何人ですか?」と聞くものです。
もちろんこの聞き方で採用人数はわかるのですが、採用担当者にすれば今年の状況を加味して回答していくことになります。
つまり
「(今年は予定人数まで採用ができなかったから通常の年は2人だけど)3人ほしいです」とか、
「(目標を高く持って採用に取り組まなければ予定の人数を採用できないから一人増やすくらいの気持ちで)3人です」
などと答えます。
採用しにくいときに採用アンケート結果の人数が増えていく原因です。
正味の必要人数なのか、採用予定人数なのか
回答しているのが正味の必要人数なのか、採用予定人数なのか。そこまでしっかり分けて聞いてきているアンケートはお目にかかったことがありません。
アンケートを作る側としても、もちろんその2つが違うことは理解しているでしょう。ただ、アンケートを複雑にしすぎると回答率が下がります。
また、この二つをしっかりと回答者が意識しているかといえば、そうでもありません。
聞く方としても悩ましいものなのです。
新卒の求人倍率が高くても採用されやすいわけではない
結局、新卒の求人倍率が高くても採用されやすいわけではありません。
むしろ学生側が準備を怠ったり会社へアプローチする回数を減らしている傾向を感じます。
優秀な学生はそれでも困りません。でも、周りに流されてしまっている学生や雰囲気で合格するだろうと考えている学生は困ります。合格しないという結果が押し寄せてきてしまうからです。
クラスの人気者は一握りなのです。人気が分散して平等に来るわけではありません。
【編集後記】
人材不足になりつつありますが、どれだけ不足してもほしい人を中心に採用していかざるを得ない企業のスタイルはそれほど変わらないでしょう。
規制の緩和がない限りですが。
【昨日のはじめて】
「ぽとぽとぽとぽと」
【子どもと昨日】
お風呂のシャワーをじっと見つめてました。少し勢いを弱めた出方をしていたので、
「ぽとぽとぽとぽとっ」と言って状況を教えてあげると、次第に
「ぽっぽっぽちょぽっ」というようになりました。
その後に寝かしつけに行ったときもずっと「ぽちょぽっぽちょぽちょ」と。擬音語は人気ですね。また、別の言葉も教えてみたいです。