非専門家目線のマーケティング

専門家からは物足りなくても、非専門家の目線からは十分足りているということはありえます。

専門家はその道のプロ。
技術的にもつきつめ、素人からは及びもしないような領域の技や知識があるものです。

でも、そうやってチカラを磨くほどに、素人が求めるものとの目線が外れることがあります。
非専門家からのマーケティングという目線をどこかで大切に持つことが、磨いたチカラを活かす道でもあることは、いつも意識したいです。

もくじ

美容師さんとの話にて

美容師さんとの話にて、激しい髪型・そうでない髪型という分け方で話をしていました。

学生さんが自由にできるかというとそうでもなく、校則があります。
ここでは、校則にひっかからないものが激しくないものに該当します。

社会人であれば校則はありません。
であれば、ある程度自由に髪型を決められるでしょう。

ただ、会社に勤めていれば、業種によって激しいと感じられる髪型もあります。
この辺りの程度は、人によって変わってくるのかなと。

具体的にいくつかの点を挙げると

  1. 長髪が許される
  2. パーマが許される
  3. カラーリングが許される

などなど、許されるかどうかという点があります。

男性では許されないけれども、女性では許されるという場合もあります。

業界にいれば、普通です。

という言い方は、当然の言い方です。
少々長髪したりパーマを当てたりの度合いが軽いとしても、技術を極める人から考え得る軽さと、非専門家から見た軽さは基準が全く異なります。

「業界にいないとわからない話」
さじ加減は、業界やその組織に属していないと分からないといえます。

需要を知っているか・理解できるかの話に置き換えられる

この話は、専門家が知り得ない需要が存在しているということの一例です。

専門家なので、しっかりとその道の技術は理解しています。
でも、その業界でなにが許され、どこまでその技術を処方していいのかを理解するのが難しいです。

需要を知り得るか知り得ないかということにつながります。

マーケットの需要は、その業界にいると逆に見えなくなるかもしれないことを示唆します。

非専門家しか理解しにくいマーケット需要が存在する

専門家に勝てる部分

その道の専門家と勝負をしないといけない場合で、勝てる糸口は、このマーケット需要の把握という点に可能性があります。

専門家どうしであっても、年次が長い方と短い方であれば、専門家度合いは年次が長い方に軍配が上がるでしょう。
ただ、勝負としては年次が長かろうが短かろうが勝負をする必要が出ます。

そこで勝てる部分はどこかを探せば、この需要把握が挙げられます。

専門家になればなるほど理解しにくくなる、見えにくくなる需要が世の中には存在します。

  • できる人から見れば、できない人の需要がわからないように。
  • 技術的に優れている人の、「ちょっと施した」という度合いが素人と異なるように。

もし専門家の方に勝負をしていくと考えるなら、切り口はこの需要把握がひとつの方法でしょう。
勝負のひとつの切り口にしてもらうと、役立つかもしれません。

マーケットの需要把握は、専門家と勝負するときの上手な切り口!

【編集後記】
桜を少し見に行きました。
今年の入学式にはちょっと残っていそうな気配です。

卒業式も過去2年間に比べてちゃんと実施された学校が多そうです。

【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○

【子育て日記(4歳・1歳)】
子どものためにギター弦を慎重しました。
クラシックギターなら、弦もやわらかいし音が響くので、うれしそうです。

さっそく好きに弾き語っていて、わたしも楽しめました。

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