個人サイズのビジネスでは投入労働力の最大値が決まっています。
だからこそ、やったことに対して実入りがいい方向へ向かう必要が出てきます。
もっとたくさんのことを頑張ろうでは、実入りを増やす前に投入労働力を増やす結果になる。
組織を率いるのであればこのやり方が正ではないでしょうか。
しかし、個人では限度があります。
やるべきことはいくらでもありますが、本当にやりきれるのかは疑問です。
実入りを考えた上での個人ビジネスが大切にするべき戦略は、「もっと頑張ろう」ではないのです。
それは「もっと頑張らない」に集約されます。
上手にやるかどうかは差になりにくい
誰かより上手にやるのは難しいです。
それは2つの理由から。
1つ目は、単純に技の競い合いだからです。
技の競い合いで上に立つにはそれなりの時間投下をしていかなければなりません。
多くのことをこなさなければならない人は多い。
その中で均等に時間投下はできませんし、できたとしてもそれだけで全てが終わってしまいます。
2つ目としては、技が上かどうかは素人に分かりにくいことです。
理解してもらうには相手もその技を熟達指定なければなりません。
そうすると、その人は到底素人ではありません。
しかし、何かを売りたい相手先は素人のはず。
その技を再現できる人は、わざわざ他から買う必要はないのです。
個人の違いは領域選定
だから、個人ビジネスでの違いの出し方は、領域選定に至ります。
表題にあった「もっと頑張らない」は、積極的な意味での領域選定になります。
今重荷になっていることを想像してください。
その重荷を放ってしまっていいですと仮定すれば、どれだけ楽になりますか?
それから出てきた時間を他のことに当てた場合、どれくらい効率がよくなりますか?
技の熟達で勝負しないのであれば、どの領域でやっていくかで勝負するべきでしょう。
組織の違いは、組織力での生産性
これが、組織の場合はちょっとだけ話が変わります。
組織の場合、組織の生産性が違いになることがあります。
一人では十日でもこなせないけれど、組織であればその仕事は1日で終わらせられる。
組織力の違いが全体への違いにつながります。
個人との違いは、投下できる労働量を増やせるところです。
人材難なので、最近は「一応」増やせるという程度で表現した方が適切かもしれませんね。
それでも、組織の場合は同じ領域を選定しても、その生産性で差を作ることが可能です。
個人ビジネスの労働量には増やせる限度がある
個人ビジネスは、投下労働量をなかなか増やせません。
エクセルのマクロであったりRPAであったりと、代用してくれるところはあります。
でも、本質を考え抜いて違いを出してくなら、その2つでカバーしきれないところを伸ばしたいところです。
スモールビジネスのよさは自分の裁量で変えやすいところ。
労働量の限界性を意識しつつ、やる領域を選ぶ必要があります。
ズボラな人でも成功するなら、領域選定
ズボラな人でも成功する方法は、領域選定です。
組織を作って生産性をあげる発想があっても、その組織構築が向かない人、組織構築するまでの時間もかかります。
であれば、ズボラな人でも成功する第一歩は領域選定という答えでしょう。
少々稚拙でも他から購入できないものは、あなたから購入します。
ズボラは分かりやすく表現しましたが、「やらない」「頑張らな」というところにつながります。
起業するであれ、サラリーマンをするであれ、同様の「領域選定で違いを作る」という課題は共通です。
少し振り返ってどういう領域を選定するか、見直して見ると楽しいかもしれませんね。
【編集後記】
公平で優しくあるべきというのが基本信条なのですが、それを大切にされない組織もありますね。
そういう組織には、別のことをしなければ伝わらない。
基本信条を微弱に修正して、そのときには相手に伝わる言葉を使います。
【運動記録】
ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO
【昨日のはじめて】
Ginrei
【昨日の子育日記】
帰ってきてから打ち合わせがあり、少し離れて遊んでくれるようにお願いをば。
言っていることがだいぶ伝わるので、上手に待っていてくれました。