輸入通関をするときに気になるのは、税関検査にひっかかるかということです。なんとなくで待っている商品であればいいですが、検査にひっかかると手元に来るのも遅くなります。
この検査はどのように決まるのでしょうか。また、ひっかかるとどれくらいの期間や費用が追加されるのでしょうか。
電子申告で異物を見つける
最近の通関は、必ずシステムで行います。NACCS(Nippon Automated Cargo and Port Consolidated System)と呼ばれるシステムで、輸入の申告手続きをします。
この申告をすると、すぐに検査対象かどうかを判定してくれます。
検査対象になると、すぐには輸入できず、検査を受けてOKをもらってから配送処理を進めていかなければなりません。
対象になるものを選ぶ基準は多くあります。そのうち分かりやすい例を挙げれば、平均値から離れているものです。
クリックしたと同時にひっかかるか決まる
検査対象になるかには、基準があります。
価格バランス
とある材質のネジが100円/本だったとします。しかし、同様の分類で申告されているネジが100,000円/本だったとします。これはちょっとおかしいということで検査対象になることがあります。
なお、複数の要因によって判断をしているので、上記のような場合に必ず検査対象になるわけではないです。例えば、対象であっても現物の検査までいかずに、どうしてこのような価格になっているか説明をするとかです。
過去の問題があった商品・国か
過去に問題があった商品もひっかかる可能性があります。
また、注意がされている国もあります。
これらがそろうと、特に価格でも申告内容でも問題がなさそうでもひっかかることがあります。どうしてひっかかったかはっきりは教えてくれません。
多くを経験していって、なんとなく理由を想像するところです。
追加検査日数と検査費用持ち
税関検査にひっかかると、追加検査の日数がかかります。
営業日ベースで考えると数日加わるため、平日に配送することを調整すれば、1週間くらいは平気で手元に来る時間が伸びます。
費用はなぜか、輸入者にかかります。なぜか、といいましたが、この根拠として、検査を受ける義務を挙げています。度々検査にひっかかるなど、苦情はあります。それでも、輸出入時の義務として検査費用は輸出入を行う人が負担することになっているのです。
第六十七条 貨物を輸出し、又は輸入しようとする者は、政令で定めるところにより、当該貨物の品名並びに数量及び価格(輸入貨物(特例申告貨物を除く。)については、課税標準となるべき数量及び価格)その他必要な事項を税関長に申告し、貨物につき必要な検査を経て、その許可を受けなければならない。
トレーラーに載せたり、特殊車両で運搬するなど、輸送予約をしている場合、この検査はかなり面倒です。そういうときに限ってひっかかることがあるのも気になります。
輸送予定など、こういった予測できない事項があることに注意して進めていきましょう。
【編集後記】
戦略の見直しをしています。それがいいか悪いかではなくて、自分の能力を引き出すものか、やりたいことと合っているかなど、検討することは多いです。
【運動記録】
ストレッチ○
【子育て日記(息子7歳2ヶ月、息子3歳8ヶ月)】
数検と漢検の結果が戻ってきました。最近は、自分用の合格証書の他に、提出用の合格証書が2枚ついているんですね。手厚い感じがしました。