組織の無能や非効率をピーターの法則から理解する

組織に属していると無駄だと思うこともたくさん出てきます。そういった時は、ピーターの法則とパーキンソンの法則を思い出しつつ、流れを理解することで自分の役割を果たすことを意識しましょう。
 
 
 
もくじ

・ピーターの法則とは

「やがて、あらゆるポストは、職責を果たせない無能な人間によって占められる」
 
あらゆる組織の中で、ある人は無能なレベルまで昇進し、そのあとはそこにい続けるようになります。そういったことを説いたローレンス・J・ピーターの法則です。
 
ある組織の中にいる人が、昇進をしていきます。その人が評価されて、昇進できる範囲で出来る限り昇進をしていきます。そのうち昇進の限界が来るようになります。そこで、留まり続ける状態があることからこの法則が発見されました。
 

パーキンソンの法則とは

  • 組織において、仕事は就労時間いっぱいまで引き伸ばされる
  • 組織において、仕事が増えれば人も増えるが、仕事が減っても人が減ることはない

シリル・ノースコート・パーキンソンが著書『パーキンソンの法則』の中で説明をした内容です。組織の肥大化を説いたものとなっています。

・二法則からの無能がムダでないと理解する

この二つの法則から考えるに、組織の中では仕事は就労時間いっぱいまで引き伸ばされ、それは無能になってしまった上司の元で続けられることになります。時間的際限が伸びるほどに、ピーターの法則にはまっていきます。

ピーターの法則から逃れるには

2010年のイグノーベル経済学賞では、ピーターの法則を逃れるには

  1. 優秀な人と無能な人を交互に昇進させる
  2. ランダムに昇進をさせる

といった二つの方法が考えられるということを数学的に証明をしています。

しかし、そういった解決策を施すことが可能でない場合が日本の組織には多いです。諦念に近いところから、さればもう一度という気持ちで組織を理解しつつ動くことが一つの立ち振る舞いになります。

組織を理解できないと感じた時には、思い出してみてくださいね。

 

【編集後記】
組織をうまくいかせようと考えること自体がおこがましいのかもしれませんが、それでも組織全体がうまく回るように何かできないかと苦慮した時期があります。今もその一つかもしれません。人がうまく共存して回ることができるようになる方法を

【昨日のはじめて】
洗濯機の乾燥機能を使いました。便利にできているものですね。

【昨日 子どもと】
ほっぺたを触って遊びました。手を当てると、自分の手を添えてきます。

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