ビジネスにおいて、浮気現場を目の当たりにすることは決して珍しいことではありません。Aから購入していたものをBから購入するという場合です。同じスペックとして販売されていれば、どちらからも購入するという場合は、こういった浮気が出てきやすいです。しかし、特注品を販売していた場合でも浮気をされることがあります。それは、かなりのショックです。特注品について一社購買から二者購買に理由なく変えられてしまい、特に実感をします。
しかし、どのような状況であっても、落ち着いて対処する方がいいでしょう。ビジネスをする人として、プロフェッショナルでありたいと願いますし、共益部分を見つけて多くを提供したいと考えるからです。今回は、ビジネスでの浮気現場を見てしまったときに冷静に対処するための方法を考えてみましょう。
二社購買のメリット・デメリット
購買側からいえば、二社購買は流通上のリスクヘッジとして取り上げられます。二社購買には、一社から購買する場合よりも、取引先が増えるため、価格競争が働いたり、安定供給につながったりというという利点、そして、結果的に購入側の発言力が上がるということが言われます。今回のように供給側が特注品と思っていれば、上記のメリットは強く補強されるでしょう。
一方で、二社購買交渉や協力体制の構築の手数が増えたり、品質管理が煩雑になったりいったデメリットがあります。それ以上に、特注品の場合信頼関係が傷つくという指摘があります。大手の自動車メーカーなどで、二社購買を進めている部品と結果的に一社購買にしている部品があるのは、安定供給などのメリットを信頼関係毀損というデメリットが上回っていると判断したいい例です。
MBAの本などには、購入側の利点を強調する記述が多いです。結果として二社購買を標準と考える購買担当者も多いでしょう。しかし、書籍であまり論点にされませんが、一歩間違えれば信頼関係を簡単に悪くする危険性をはらんでいると理解できました。
冷静にいるために心がけたい5つのこと
相手から見てさもないことだったかもしれないとの理解
自分にとっては怒りを覚えるようなことであっても、相手にとってはさもないことだったという事実を理解しておきましょう。
説明無しに浮気現場を目撃したショックは大きいものです。信頼とは目に見えず難しい点です。だからといって大きく騒ぎ立てるのがあまり美徳でないことのように感じます。ビジネスにおいては、相手の判断フローも含めた問題であると理解しておく必要があります。だから組織は結果的に冷たい判断をするという批判もできますが、そう理解し冷静に対応すればいいだけです。怒りや悲しみを抱えたまま相手とのビジネスを続けることは難しいため、自分の感情を整理しておきましょう。
もし、これからもビジネスパートナーでいようと考える場合は、浮気現場を見たことを強調することは避け、ビジネスに焦点を合わせるべきです。主張として狙うものでない限り、そこまで強く言っても意味をなさないことが多いです。自分の感情をコントロールし、冷静に判断することが、ビジネスパートナーとして結果的に信頼してもらえる、取りうる中なの最善の方法です。
浮気証拠の確保はきっちりしておく
浮気現場を目撃した場合、冷静に対応することが大切です。勘違いすることもあります。だから、同時に浮気証拠をきちんと確保することも忘れてはいけません。目的は、問い詰めるためでなく事実と自分の認識を客観的にとらえることです。
物語であるように善悪の二元論というのはなかなか存在しません。もっと曖昧模糊としたものが散らばっている状態です。ここに事実や大切だと考えることを列挙して、時系列を加えます。それだけでもう少し情報がはっきりします。情報の中で主観的なことも出てきます。主観的な情報をピックアップするということは、そこでなにかしら心が動いたポイントを見つけることで、気持ちの整理につなげられます。
なお、「ビジネス上の浮気が絶対ダメ」と考えるなら、信頼関係ではなく法律関係として縛っておきましょう。
ショックなのはそれだけ相手を信頼していたと、言い聞かせる
ビジネスでの浮気現場を目撃してしまって、ショックを受けるのは当然です。しかし、それだけあなたが相手を信頼していたという裏返しでもあります。人生において信頼できる人に多く会えるわけではありません。そういった出会いに感謝をして、自分が信頼していた相手が浮気をしていたと知るショックとは違う点に感謝をしましょう。
また、落ち着いて対処するためには、自分が信頼していた相手が浮気をしていたと受け止め、乗り越えることが大切です。結果として信頼関係が壊れてしまったとしても、この経験を活かして自分自身の成長につなげます。
コントロールできるのは自分側だけ
ビジネスでの浮気現場を目撃しても、自分がコントロールできるのは自分側だけであることを忘れないことが重要です。相手の行動や考え方をコントロールすることはできず、自分自身が冷静に対処することが求められます。感情的になってしまうと、その後がうまくいかなくなってしまいます。ただただ感情的になってしまうと、後悔することになるかもしれません。
特注品じゃないなら、他に売る
供給側としては、1社購買として努力していたものが、本当に1社に対してなのかはよく考えておきましょう。相手側から義理を否定してくれるのなら、こちらがどこに売ろうと問題がなくなります。
自動車メーカーに鋳型を提供していた会社が、下請けから供給主体に転向をした関係で、自社の商品を一般市場に売り出した例があります。ポジティブに捉えることが次に向かうヒントでしょう。
浮気現場を目撃しても冷静に
浮気現場を目撃しても、感情に流されずに事実を客観的に把握することです。まずは、深呼吸をして冷静になりましょう。そして、客観的な状況を確認します。場所や内容をまとめ日時を時系列で並べてみましょう。相手が悪いということだけでなく、自分の勘違いということもなくないです。仮に事実だったとしても自分の感情をコントロールし、冷静に対処して次に向かいましょう。
【編集後記】
手元の資料整理を粛々としています。もう少し積極的に動きたいなと考えています。
【運動記録】
ストレッチ○ ジム○
【子育て日記(5歳・2歳)】
マスク着用が任意になって、これからの熱中症の心配が少し下がりうれしいところです。