一方で、内定が取れていない方もお目にかかります。そういった方が才能がなく頭が悪いかと言えば、そうではありません。とても優秀な方です。
問題は力の使い所、自分の適性と見定めている先が合っていないことにあります。
付け加えれば、他人の評価はあなたの本質ではないかもしれません。しかし、あなたが表層に出てくる際によく見受けられるあなたを表現する型なのです。その型を通して他の人はあなたを理解します。
・受かっていない人の傾向
処理能力も高く、コミュニケーション能力も通常の通りあります。しかし、面接を受かっていない人に会いました。
この方は、やりとりも悪くないのですが自分の良さがその仕事をする上で何に役立つかわかっていません。
いくら新卒採用がポテンシャルを見るにせよ、四半世紀近くも自分と付き合ってきて、自分の良さや役立ちがどこにあるか分かっていないのは問題があります。
・頑張る分野が違うのは分からないのか。否定されたのか。
別の方は、自分の良さには気付いた形跡があるものの、その良さをアピールしてきませんでした。
過去の面接で否定されたのでしょうか。
この良さをアピールしてこないのはもったいないのにとひしひしと感じながら、この方の良さが出そうな質問をします。
しかし、話を切られてしまいます。
面接官が送っているポジティブなシグナルに気づかないようでした。
面接に落ちると自分を否定された気がします。相手に自然に対応しにくくなります。
筆記試験と違い、何が答えかが分かりにくく、減点されたフィードバックも受けにくいものです。
自分の良さをアピールし、それが役立つ仕事に向かうことが合格への近道です。否定されたような雰囲気を感じて、自分の良さを悪さと感じるのはもったいないと改めて感じます。
・何かよく分からないが営業職へ応募するのはどうなのか
営業適性のない方が営業職を受けに来ているのも見受けられます。
「営業適性がない人」はいないのでしょうが、それぞれに営業スタイルは型があり、それぞれの型に落とし込めているかで成績が変わります。
その型が分からないまま受けに来ている方も多いです。
営業職は難しい仕事ですが、募集の多い分野でもあります。数打ちゃ当たる式で受験もいいのですが、どういうことが営業になるのか分かってから営業職に応募をしにくる方がいいです。
苦しいけれども他の人のふとした意見を参考に良さを見直そう
自分の良さはすでに自分の内にあります。
四半世紀以上生きて、自分の良さが大きく変わって新しく湧き出てくるものでもありません。
自分で認識し、ピーアールしてあげるからこそ活きるのです。
もし、否定されて自分の良さを認識しにくくなった時は、誰かが褒めてくれたあなたを思い出し、湧き出る良さを見直してみましょう。
【編集後記】
新卒採用の面接を、上手にできていない人を見かけると歯がゆいです。社会に出てくる最初。頭を打たれることも経験かもしれませんが、わざわざ頭を打たれる必要はないんじゃないかと。
本人が悪いのか、大学のバックアップが足りないのか、運が悪いのか。
いずれにせよ、本当はうまくいってほしいです。
【昨日のはじめて】
コカコーラクリア
【子どもと昨日】
夕方は遅くなったので、睡眠までに間に合わず。寝床に入った時に少し頭をなでて、今日はおやすみをしておきます。