営業はそろそろ「どうやって会うか」に少しシフトする

コロナ禍の下の営業は、新しい営業という触れ込みは多いです。
でも、実際はどうやってか直接会うように流れが少し戻ってきています。

批判もあるでしょうが、「会う」は人の基本的な欲求ですよね。

 

全てを戻すかどうかは、これからの舵取りへの各社の考えによります。
でも、もう少し会うことへシフトした営業形態が増えそうです。

そして、最近をその転換点にしている組織がちらほら見えます。

もくじ

出勤率を上げる傾向

秋口に入り出したこと、感染者数が少し下がっていることを受けて出勤率を上げる企業が出てきています。

例えば、今まで25%の出社率だったのを50%上げるなど。
細かな数値は異なれど、出勤率を上げる傾向が見られます。
統計を取っているわけではないですが。

withコロナという理想を掲げるだけでは成績が上がらないことを要因なのでしょうか。

そもそも、在宅勤務・リモートワークをする場合に、前提として書類の電子化、共有化の仕組み、決裁の仕組み、打ち合わせの簡素化などしなければならないものがあります。

そういったことを全てすっ飛ばして組織が在宅勤務を始めるのですから、成果がなかなか上がらないのも当然のことでしょう。

仕事の割り振り後の工程において、在宅勤務でも問題ないとは感じます。
一方で、ビジネスワークショップなどの形で近くで人の温度を感じながら協働して進めていた仕事を在宅どうしで行う方法を見いだせません。

私自身も探していますし、ワークショップの代わりになるリモートの状況を見つけ出したいのですが、あまり目にしません。

技術的な要素はさておき、会いたい欲求もあるので少し前の形に戻そうという力学が働いています。

訪問数も相手が認めればする傾向

訪問先も、相手側が認めてくれれば訪問する傾向が感じ取れます。

営業する企業で、映像会議を拒否するところはだいぶ減りました。
ZOOMに安全上の問題を感じているところでも、TEAMSやWEBEX辺りで提案をしてくるので、やり取りは問題ないのかと。

映りを気にしていたり、映像会議の良さを使った提案まではまだできている組織が多くないですね。

訪問なしで販売する手法は、コロナ前から流行りだしていたのですが、一定の企業はアレルギーを示していました。
インサイドセールスをアピールしても、乗り気になってくれない状態です。

「訪問して顔を突き合わせてこそ!」と。

しかし、成績の落ちこみを認識したこともあってか、確認した上で訪問を進める方針に舵を切っているところが散見できます。

ウィルスが世界のあり方を変えることに驚く一方、自制が意志としても経済としても可能な方が多いわけではありません。

密はだめでしょうが、今までのコミュニケーションへのニーズがあります。

 

支離滅裂を正した結果か

感染症対策の知識と温度差が士気を下げるので、理論的に考えだしたことも理由でしょう。

25%と50%は倍ですが、出社率が35%程度なのを50%に上げても、医学的にどう違うのかはっきり良し悪しを決められません。

役員クラスの方が密を避けることに違反しているのに、下には求めているとか、フェイスシールドやアクリル板の有無での考え方がバラバラだったり。

そういうところを整理すると、「出社率を上げてもいいんちゃうの?」という合意に至る場合も。

まあ、「在宅で仕事してないでしょ!」というツッコミを受ける方が意外に多かったせいもあるかもですが。

会うのは基本的な欲求

会うのは基本的な欲求なので、ゼロでは耐えられない。
どこかで折り合いをつけて、接触が増えるタイミングが必ず来ます。

そして、最近を転換点にしている組織が目に付きましたのでこの記事をまとめてみました。

個人事業主であれば、こういった組織の動きからちょっと離れていて転換点を見つけにくいかもしれませんので、横目で見て参考にするのも一つかと。

政府や自治体の指針もありますし、この記事は接触を手放しに推奨するものではありません。
でも、最近少し転換点がある感じを受けました。

【編集後記】
夏の終りにかこつけて、チョコミントクッキーサンドを買ってみました。
なかなかのミント。
お菓子業界の戦略でしょうが、ミントはなんとなく夏なんですかね。

インドのレストランで食べたミントの口直しが美味しくて、ときおり口にしたくなります。

【運動記録】
ジョギング○ ストレッチ○ 筋トレ○ サプリ○

【子育て日記(3歳)】
「一緒にみようよ」と誘われたので、ゾイドワイルド ZEROを選んでみました。
ギガノトサウルス種の敵が出てきていますね。

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