論文の要素を「部品・構成・背景」に分けて理解しよう

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論文の要素は、部品、構成、背景に分けて作りましょう。

論文は長めです。
修士論文であれば4万字程度、博士論文なら10万字は書きます。
新書平均的な長さが10万字です。
修士論文でも新書の半分程度の長さを書くことになります。

長いものは、きちんと要素を分けて下記進めるのが得策です。
指導教官は、みなさん優れていますので、天性の勘で指導してきます。

しかし、素人であるこちらはどこを指導されているかわからず修正してしまいます。
うまく応えるために、作り方の基礎知識を身に着けましょう。

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*要素に分ける

もくじ

部品、構成、背景とは

論文を「部品」、「構成」、「背景」の3つに分解して考えてみます。

どういう要素に分解して作成するかについて、いろいろな考え方があるでしょうが、いったんの指標にしてみます。

「部品」

部品は、トピックのひとかたまりとしておきます。

例えば、「歴史的な背景を語る」なんてのも一つのトピックです。

調べ物をするときも、この歴史についての関連書籍や立法経緯などを合わせて塊にすることで成り立ちます。

こういった部品部分をたくさん用意することによって、文章に膨らみが出てきます。

「構成」

「構成」は「部品」をどのように並べるか考えることです。

4万字くらいの量になれば、辞書のように並べた文章にしてしまうと読むのが大変です。
10万字であればなおさらですね。

ある程度の文量があれば、それを頭に染み込ませるために読みやすい配置を考える必要がでてきます。

だからこそ「構成」が大切になってきます。

「背景」

背景は、物語性とも表現できるかもしれません。その研究を行う意義であったり、先行研究との関係性などです。

そういった広がりを用意できると、構成で伝えたこと以上に、奥行きを持って読み手が理解をしてくれます。

 

どこを作っているか理解しよう

部品、構成、背景に分けて要素を考えましたが、こういった分け方は、方針作成に使えます。

部品を作るのであれば、部品の深み与えたり範囲を限定したりして、議論を精緻化できます。

構成についてであれば、自説を語ることもできますし、構成(2つの事象の関連性)について言及している引用も可能でしょう。

背景であれば、問題意識であったり先行研究を調べていくことになります。

このようにどの要素を強めていこうと考えるかによって、調べることも書くことも変わってきます。

どの要素について言及しているかを考えるだけでも、書く方針を決めていけるでしょう。

指導教官の天性の指導を分類する

部品、構成、背景は、指導を受ける際にも使えます。

そもそも指導教員になれる方は、ある程度の表現力を身に着けていますし、天性の力量を持っていて、一般的な学生が悩むことで悩んでいない場合もみられます。

文章をささっと読んで、「XXが悪い」とすぐに見抜いて指導します。
でも、悪い部分の指摘があっても、いまいちどこが悪いか伝わりにくいことが出てきます。

自分なりに理解する上で、どの要素について言及をされているのか分類してみましょう。

 

ちなみに、姿勢と同じで根本原因にたどり着くように分析してみてください。
「肩上がっていることは二次的なものであって、実は脚に悪いところがある」みたいな感じです。

タイトルが悪いと言われても、純粋にタイトルの付け方が悪いのか、内容を修正するべきなのか、根幹にたどり着きたいですね。

作成でも指導を受けるでも役に立ちますので、ぜひ分類に使ってみてください。

【編集後記】
伊右衛門の玄米茶ティラミス。
同じシリーズの抹茶ティラミス・ほうじ茶ティラミスより香ばしくておいしかったです。

【運動記録】
ジョギング○ ストレッチ○ 筋トレ○ サプリ○

【子育て日記(3歳)】
今日は高めの石段からジャンプして遊びました。
忍者が植物を飛び越える修行のように、少しずつ高さを上げているので、かなりアクティブになってきました。

 

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