法律は最新のものを当たるべきなのですが、
過去の版の方が詳しく出ているものもあります。
大学の図書館には、辞書のような基本書は
全ての版を網羅しているはずです。
過去から現在までの同書の表現を
比較するなどで見えてくるものもあります。
過去の版に当たる意味1:現在との比較
過去の版に当たる意味の一つ目は、
現在と比較できることです。
今も昔も全く解釈が変わっていない法令も
ある一方で、変わっているものもあるでしょう。
学術調査であってもビジネスの調査であっても
変化を見つけて、何がその変化に影響を
与えているか考えると新しい発見があるはず。
コンメンタールのような辞書のように
使われてるものは、そういった変化を
つかみやすい書籍。
現在と比較するために過去の版に当たる
面白さがあります。
写真は民法のコンメンタールの
6版と5版です。
過去の版に当たる意味2:改正当時の情報が詳しい
過去の版に当たる意味の2つ目は
改正当時に情報が詳しいことです。
金子先生の租税法の本を読んでいると、
一部略しているものがあります。
改正当時では重要論点なのかもしれません。
過ぎてしまうと、傍論であったり
たまにしか使われなかったりなどの理由で
略されていることがあります。
書籍自体が厚いですので、しょうがないかも
しれません。
でも、改正当時の書籍を拝読すれば、
省略されずにその改正がホットな時期の
解説を読むことができます。
略されている場合には、過去の版に
当たることが有益になってきます。
過去の版に当たる意味3:歴史の俯瞰
過去の版に当たる意味の3つめとして、
歴史の俯瞰があります。
過去と現在の2点として比較するのではなく、
点のつらなりとしてその変化を観測すると
見えてくるものもあります。
同書籍の別版で見えてこない場合は、
過去の別書籍やその別版を合わせて
比較すると、変化をつかみやすいかもしれません。
調査は多面的に
調査には答えがないことが多いです。
多面的に事象を捉えることで、
自分の考えを変えたり当時のことを
理解しやすくできるかもしれません。
せっかく版がたくさんあるなら、
比較した読み方をすると新しい発見が
どこかであるかもです。
行き詰まっていたり知りたいことに
近い場合は試してみてください。
【編集後記】
ドラモッチを試してみました。
その名の通り、かなりもっちりしてました
【運動記録】
ジョギング○ ストレッチ○ 筋トレ○ サプリ○
【子育て日記(3歳)】
久々に会うと同じくらいの月齢の女の子の方が
身長が伸びていました。成長が早いですね。
伸びる時期が違うので、うちの子が伸びるのを
もう少しのんびり待ってみます。