統計学がウソをつきやいように、ビジネスでの先例の再現性の問題はあるかなと考えます。
例えば、社内の営業担当者トップのやり方を別の人がマネしてもうまくいかない例というのはそこそこあります。漢字の試験のようにある程度覚えてこなしたら同じ結果が出やすいです。それとは異なり、やり方以外の要素がビジネスでは強いのかなと。
ビジネスでの再現性がうまくいかない可能性を考えてみます。
再現性がうまくいかない可能性
私の能力やキャラクター
インターネットで他の人が先例をくれることが多くなりました。そのやり方をマネしてもうまくいかないひとつの原因は、私自身の能力やキャラクターです。
その辺りにいくらでもいるように自然に振る舞っているとしても、先例を行っている人の能力がとても高かったりキャラクターがとても良かったりと、実はマネできないほどすごい場合があります。能力がある人が、「能力がある」と断言してくれていたら分かりやすいのですが、そんな風に言ってくれるわけではないです。
運が悪いか
その通りに行っているにもかかわらずうまく先例を再現できない理由のふたつ目として、運が良くない可能性があります。きちんと手順を踏んでいても、先例と全ての条件を合わせられるわけではないです。
分かっていない要素が合っていないことを運が悪いという場合もあれば、マイナス要素が働いていて運が悪いという場合もあります。
能力やキャラクターを最初に挙げるとネガティブな感じを受けたかもしれませんが、自分だけの限界以外の要素だってうまくいかないことの原因です。
時節に合わないか
今のビジネスではインターネットを使うことがほとんどです。宣伝であったり仕事の仕方であってり、インターネットの技術ややり方が実は大きく変わっている可能性があります。マネをしてもうまくいかない理由のひとつです。
ゆっくりとした変化なので、数日単位ではその変化はあまり意識しにくいです。しかし、数年前の仕事のやり方や常識が今も全く同じ用に通じているかを想像すれば、違うと言いやすいです。今のトレンドに合わないことは、うまく再現できない理由でしょう。
市場が埋まった可能性
ビジネス市場はある程度の大きさが決まってることが、制限要素になって再現性を阻害している可能性があります。いくらでも増える市場であったり日本社会が拡大しているのであればあまり意識する必要はないです。しかし、今は制限されている可能性があります。
すでにその市場を先駆者が埋めてしまっていれば、その後に同じやり方をしてもうまく回らない可能性があります。
私は比較的新参ですが、クラウド会計ソフトの最近の税理士への対応なども、数年前とは変わってきています。あまり期待ができず、しかも既存参入者は良くても、新規は辛口の対応しかしてくれません。
書籍などでクラウド会計をよく言っているものも読みましたが、そのときとは、様子が違います。
前提を言語化できていない
先例をうまくマネしてもうまくいかない別の理由は、先駆者が前提の全てを言語化してくれているわけではないということでしょう。
その方にとって当たり前のことこそ言語化してくれにくいです。世の中の状況についても、その瞬間を生きていれば言語化するものでもないです。
前提が異なっていればマネすることが難しいです。
統計の間違い
そもそも統計値がウソを付くということはあまり説明がいらないでしょう。
数値としてはっきり出してもらえたとしても、市場の可能性がるかないかを判断する数値判断において、恣意性が入る可能性があります。書籍であっても「市場可能性がある」と発表できても、「市場可能性がない」とは発表しないです。インパクトも需要もないですから。
数値などを示してもらえれば、再現性を示す指標になります。しかし、その数値がアカデミックに正確に測られたものでない場合、それに囚われすぎてうまくいかないという可能性はありえます。
マネや再現性を超える努力
色々な側面から再現性をうまくできない可能性を考えてみました。
うまくいった人をマネするというのは、当然なことですが、それでもうまくいかない原因はたくさん転がっています。そういうときに、マネだけに留まらないことが大切です。
守破離を考えればまずはマネをする。そして、うまくいかなければ少しずつアレンジしてマネ以上のものを出していけるようにしています。うまくいくまで頑張るしかないときに、自分なりの工夫をした楽しさを味わいましょう。元気に進むことが成功に向かう鍵だと感じます。
【編集後記】
メザスタのレガシータグ追加。6月から開始したせいか、少し出が悪くなっている感じがしました。
【運動記録】
ストレッチ○
【子育て日記(6歳・2歳)】
子どもと一緒にポケモンの映画を網羅しようと進めています。
XYや伝説ポケモン好きだと、「ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪の超魔神 フーパ」が良さげです。