一生に一度の家を建てるとき、一般的には坪単価という言い方をします。この坪単価の計算は(家の費用)➗(家の面積)となります。しかし、単位がそろっているようでそろっていない考え方になりますので、その点を整理しましょう。
家の費用と面積
家の費用はどこまで含まれている?
家の費用というものを話す際には、案外とズレが生じます。よくある例が外構の費用が含まれていないことです。
家を売る側はもちろん買ってもらいたいです。買ってもらいたいからには安めに金額を伝えたいという気持ちがあります。しかし、単に安く言うことは嘘になりますのでできません。結果として必要な範囲を小さくして金額を言ってくるのです。
そしてよくあるのが、外構の金額が入らないことです。
面積とは?
面積は一般的には、家全体の面積を考えるでしょう。しかし、面積を考える際には延床面積(家の中の面積)がでてきます。家を買おうと思いついたそれほど分からない方は、外構の面積も面積として考える場合があります。この点は、話をしていくうちに自然と分かってきます。
ちなみに外構の費用がないがしろにされているのは理由があります。それは外構がよく後回しにされることです。一番多いのが、予算が尽きて費用として捻出できない場合でしょう。このときには家の中に入ってしまえば生活とはそこまで関係がないと割り切って、外構をしばらく後回しにすることがあります。ただ、気持ちのわるさは少し残りますので、頭の片隅においておくのがよいでしょう。
外構費用と(家の費用)➗(家の面積)
さてここで、家の2100万円、外構の金額が200万円、延床面接が33坪と仮定して数字の違いを確認します。
家の費用が外構を含んでいない場合には(2100万円)÷33坪=坪単価63万円となります。
一方家の費用が外構を含んでいる場合には(2100万円+200万円)÷33=坪単価69.6万円。
坪単価で6万円ほど変わってきます。この差は家を建てようと考える人には大きな差になってくるでしょう。
どこまでが家の費用か
戸建てを建築する場合には家の坪単価が費用概念になってきます。しかし、外構が入るかどうかでかなり金額が変わってきます。趣向性によって、ガレージを加えたい床暖房を加えたいと、色々な場合があります。それによって坪単価というのは大きく変わってきます。平均の概念はつかみやすいですがずれやすい点でもあります。
こういった点に注意しながら、自分のほしい設備と優先度合いを決めてみてください。
【編集後記】
以前受講したセミナーの復習に時間がかかってます。使えるレベルにしたいと考える一方、使える場所を作る必要もあるようです。
【昨日のはじめて】
初めての美術館@京都
【昨日子どもと】
昨日やっと斜めに進んだかと思ったら、今日は横にもぱっぱと進みました。
そして、寝返り返りができるようになりました。うつぶせで助けを呼ぶことは減るでしょう。縦横無尽に動けるのが嬉しそうです。その分、目をはなしにくいです。。