可能な限り、書籍は電子書籍で読むようにしています。
書籍の良さを生かす場面でない限りは、
軽量で持ち歩けることの方がメリットがあります。
しかし、こと論文の引用においての方法は困ります。
ebookの良さはフォントサイズの可変性でありますが、
フォントサイズを変えるとページ数が変わります。
多くの人が使用しているKindleもそうです。
専門の機関へ問い合わせていますが、
すでに半年以上経っています。
結果はわかり次第共有するつもりですが、
引用する際の方法が現状ございません。
調査中ですが、まずは問題提起として。
写真
eBookにおける引用に係る論点の整理
Kindleの場合を例に取ってみましょう。
フォントサイズを何にするかによって
どのページにどの文字がくるかが変わってきます。
こちらは両方ともに、No.5790/13520を
表示していますが、下に載っている分は
フォントを一つ上げた表示にしております。
フォントはオプションで変えられます。
老眼や文字を大きく読みたい方は、
もっと大きい表示をしてページ数が
上記よりも大幅にずれているかもしれません。
この状態で引用をしても、正確なページ数の記載ができずに、
引用が意味を成しません。
日本語における引用ページ数の回避方法
問い合わせをしているため、電子書籍を公式の論文に
引用する方法が確立されておりません。
日本語で引用をする場合は、
電子書籍を避けるしかありません。
あるいは、通常の閲覧は電子書籍で行い、
実際の引用文が必要になった段階で
図書館の実際の書籍でページ数を
確認の上で引用するしかありません。
英語におけるKindle引用の提案例
英語ではKindleの引用の提案例があります。
こちらのページから引用します。
Author, A. A. (Year). Title of book [E-reader version, if applicable]. Retrieved from http://xxxxx
Author, A. A. (Year). Title of book [E-reader version, if applicable]. doi:xxxxx
方法としては、URLやDOIを記載して、
ページを指定する方法です。
DOIとはDigital Object Identifierの略です。
そのページにURLを与えることで、
唯一のページをさすようにできる方法です。
しかし、学問分野によっては論文の閲覧自体を
紙で行うことが多く、まだまだ電子書籍の
引用まで進んでいないだろうことを感じます。
引用方法は専門機関によって異なる
また、当然のことですが、学問分野によっては
引用方法が異なります。
例えば自然科学で引用をするならばSIST02を
参考にして作成することになります。
今回は電子書籍の引用と一括りにしていますが、
実際にURLやDOIによって唯一のURLが確定しても
その分野によって引用の順序や記載方法には
違いが出るでしょう。
わかり次第続報予定
とにかく、どのように引用するべきか、
一つでも日本の機関の指針を
みんなに提示して共有してみたいと
考えています。
論文分野でも電子化の波ですね。
仕組みも追いつけるように
委員会には早く統一の規則を作って
いただけるように、問い合わせを続けます。
【編集後記】
論文の方向性を考えるに当たって、
エントロピー保存の法則を参考にしています。
どちらの方向に進むのか、広がりをどうするのか、
もう少し考えてみます。
【運動記録】
ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO
【一日一新】
もちもちショコラ ガナッシュ
【子育日記(2歳)】
お餅が手に入ったので、
小さく喉につまらないサイズにハサミで
切り刻んで一緒に食べました。
柔らかいし、弾力性もあって、
気に入ってくれたようです。