「正しいか正しくないか」というのはとても気になるところです。
「ひとつの答えのある問題」という前提が頭の中にあれば、今のやり方が正しいかどうかを線引できます。しかし、ビジネスにおいては、どちらが正しいと決まらないことが実際によく見られます。
AとBをこなすときに、Aを先にこなすのかBを先にこなすのか、それは好みだったり考え方だったり。すぐに決まるのが望ましいのでしょうが、自分のやり方をきちんと決められるまで、その宙ぶらりんに向き合うことが大切という点についてまとめてみます。
やり直しは必須
最善の方法に一度でたどり着くのはマレでしょう。仮にそれが一番いい道だったとしても、他の道と比べないとうまくいっているかどうか分かりません。
新しい仕事、新しいスキル、新しいことを習得する上で自分のやり方を構築する際にも同様のことが言えます。比較するために失敗することが求められるというのはちょっと変ですが。しかし、やり直すというのは、うまく構築をするまでに必要なステップだと考えます。
私の最近の例でいえば、SNSへのアップ方針を変えています。変更することが結果にどううまく結び付くかは分かりませんが、動きを見ています。ブログの構築時にも強く感じたのは、動くことでネットの世界は自分なりの情報を得られることが新しい世界へ向き合う良い点でした。
どこに興味を持っている人が多いのかというのは、現実世界の状況を確認して見つけるのがひとつです。しかし、ネットのアクセスや反応を見て変更していくということもできます。
こういった下地の情報を得るために、とりあえず動いてみるというのはいい材料集めにできます。スマートではないので、嫌と感じるかもしれません。泥臭くするかどうかは好みがあります。個人的には、やってみていいんじゃないかと考えます。;
構築できるように動き切る
データが集まるというのが、動くひとつのメリットです。
じゃあ、大量にデータを持つ大手が有利かと言うと、データの方向性が色々と混じってしまうことがあり、お客さんの特徴が薄れてしまうことがあるでしょう。別に小さいから不利ということはなく、自分のマーケットにどれくらい向き合えるかということが大切だと考えます。
動ききってデータを集められるようにがんばる必要があります。最初は成果をあまり見ずに、100日続けるなど、期間では買っておく方が心が安定しやすいはずです。
自信を失わない程度に
一方で、自信を失わないようにも気をつけましょう。
マーケットが見つかるまで続けるというのがいいと考える一方で、失敗し続けると自信を失います。
始めた当初、自信がないはずですし、それが削られるととても痛いはずです。レベル1でHPが12くらいしかないのに、相手から3とか4とか平気でダメージを与えられる感じは、つらいはずです。
適度に休むことが必要かもしれません。休むとあまり進まないので、最初は感じないようにして続けることがオススメです。
自分のやり方をきちんと構築できるまで向き合うことは、自分と向き合う旅でもあります。清々しい道のりでばかりではないですが、自分が求めるものがその先にあるようなら、進んでみましょう。自信を失うと本末転倒なので、「いのちをだいじに」を念頭に置いていくのが、ちょうどいいかなと。
独立初めにおいて、うまくいかないことは多いはずです。気にするところと気にしないところを分けて、心を大切にしながら、宙ぶらりんと向き合いましょう。