教育は時間が経つごとに変わります。最近では、あだ名が禁止になっている学校もあります。あだ名は、社名や屋号を考える上でヒントにされた方も多いものです。それが禁止になると少し毛色が変わってくる可能性があります。
最近は小学校ではあだ名が禁止
あだ名が禁止になっているのは、教育的配慮もあるのでしょうが、学校の管理責任からきているという理解です。
2013年に「いじめ防止対策推進法」が施行されています。施行の前と比べて、いじめ防止対策の義務が学校側に課されるようになっています。本人同士の問題だからほうっておけばOKだという考え方では、問題を放置しているのと同様です。
いじめを未然に防ぐかどうか、や、教育的配慮、禁止まではやり過ぎなど意見が色々とあるかもしれません。また、アンケー度などでは、禁止についてどちらでもいいという意見が半数以上を占めつつ、残りを賛成、反対、で反対の方がやや多めの数を占めています。
ただし、これは学校へ子どもを送る立場からの意見表明です。管理者である学校の立場からに限定してアンケートを取れば、その結果はかなり異なるのではないかと考えます。
連想させる良い手段
あだ名自体はいいツールです。あだ名を屋号にしている方にも出会います。覚えやすかったりキャッチーだったりします。ブランディングとして他と区別して理解してもらうということを考えれば、あだ名は連想してもらう方法として有効でしょう。
もし、もうあだ名を持っているとすれば、そのあだ名を有効に使うという方法ができます。いじめにつながるかどうか、また、社会的にどう考えられているかはおいておても、いいあだ名を持っている人は、とてもいい財産です。もし、持っていれば、社名や屋号、その商品名に使えるか検討しましょう。
もちろん、いじめのツールとして悪い名前を付けられている場合も看過できません。プロパガンダとして名前を付けていくというのは、昔からあることなので、良いと悪いの表裏一体部分が今回の禁止につながったと考えます。
将来的な影響
あだ名が禁止になると、これから10年〜20年後に社会に出てくる人に影響があると考えます。
コロナ前後の入学の人において、大学の人間関係が変わりだすのは、予想できます。数年後において、何かが変わって出てくるかもしれません。それまでメジャーだったものが変わってくる可能性があります。あだ名も同様にもう少し先かもしれませんが、影響が出るでしょう。
いい使い方をすれば、いい影響が出せるツールと見ることは可能です。管理者責任として学校が禁止にすることと、ビジネス上で積極的に使うことには差があります。きちんと区分けして、社名などを考えている場合には取り入れるようにしましょう。
なお、あだ名を社名に取り入れるのは、少し違う感じがしますが、ひとり会社を想定する合同会社では、使える場面も見られます。