土地を買う地域を選べるなら、新陳代謝がある街。判別ポイント5点

一生ものと考えて使うとしても、
200年も300年も生きられるわけではありません。

子どもに渡すにしても、必ず使うとは限りません。
使用収益以外が得られる目線が大切です。

土地の出口は売るか相続か

土地の最終的な出口は売るか相続するかです。

貸すというのは、所有者が変わっていない状態なので、
出口としては考えておりません。

いい土地を買うことも難しいですが、
いい相手にいい値段で売るのも案外と難しいです。

普段土地のやり取りに慣れていないと、
取られる手数料の高さにびっくりします。

路線価をにらめっこしながら売る値段を
考えるにしても、相手もできる限り安く買いたい。

なかなかうまい価格でハマりにくいです。

ある程度の需要がある地域であれば
買ってくれる人が多くなり、相手を選べる
可能性が高まります。

 

新陳代謝の高い街を見るときの5点

需要のある地域は、新陳代謝がある地域です。
判断の基準は5点あります。

1. 古さがあるか

新興住宅地であれば一斉に新しい家が
並びますが、一斉に同じ時期に建物の
寿命が来て建て替えの時期に入ります。

建て替える家もあれば、売ってしまう家も
あるでしょう。

よくあるのが、その地域の売り物件が
急に多くなってくること。

売手が多いと、値段が下がります。

いい値段で売れなくなってしまいます。
だから、ある程度は古い家が混じっている
地域が選ぶべき地域でしょう。

2. 新しさがあるか

古いだけの家が立ち並ぶ地域は
高齢化している地域になります。

何十年か経った後に土地を処分しにくいです。

売れないとまではなくても、
希望の値段で売れるかの点が気になるところです。

古さの点と合わせて新しさがあるか、
ミックスした状態がしっかりあることが
大切なポイントです。

3. 工事してるか

その地域で工事をしているかも大切です。

土地の流通や建物の供給は投資する
ディベロッパーがお金を投資するかです。

そこそこの数のディベロッパーがその地域に
いるのであれば、その地域の土地がうまく
流れている状態だといえます。

投資しているかどうか、判断する視点は
工事現場があるかどうかです。

工事現場を見かけられればその地域に
何かしらの業者が投資している証です。

工事の立て看板を見るとマンションが立つやら
個人の家が立つやら、しっかりと明記もされていますので、
イメージ付できます。

4. 自分の他にもその土地を探している人がいるか

その地域に土地を探している人が今現在
他にいるかも大切なところです。

土地を探す上では競合がいるのは嫌なことです。

でも、売るときに買いたい人の競合がいるのは
いいことです。

同じ地域の土地を買いたい人が
たくさんいるのであれば、売りやすさの指標になります。

その需要が一時期のものかは注意が必要ながらも、
一種の指標になります。

5. その他の現在の傾向

職住近接傾向が強いです。

生活をする場所と仕事を近くして
移動時間を減らす傾向です。

大阪で言えば、大阪市は一時期住む場所では
なかったのですが、今は戻ってきております。

特に戻ってきているのは若い女性層です。
街中に住むと買い物にも便利だと、
年配の女性からも言われています。

その分、大阪の周辺の地域から人を
吸い上げている状態です。

新陳代謝は街ごとの時間傾向がサイクルを
作ってやってきます。

あなたの売りたい時期とそのサイクル、
当たらなくてもいいのでなんとなく
考えておきましょう。

土地を見に街を歩こう

要素をまとめるとこんな感じです。

土地探しに時間がかかるのは、
出物を待つこともありますが、その地域の
傾向を把握するのに土地を歩き回る時間が
案外と大切だからです。

Google Mapsなどのデータで確認したり、
ネット上でもサイズがわかるサービスがあったりします。

その際には、新陳代謝がある街かどうかもチェックしましょう。