所有する世の中からシェアする世の中になり、ものを所有することへの反面的な問いかけなのでしょう。
ものが溢れているせいか、何か一つを買ったからといって劇的に生活は変わりません。大昔の冷蔵庫・洗濯機のような位置付けで生活必需品がどうなっているかと考えれば、ありふれています。
では、家はどうでしょうか。と。
一つの答えは、「使い方を考え抜いた家はライフスタイルを変えられる」ということです。
家づくりは自分の見直し
家づくりで最初にすることは、自分のライフスタイルの見直しです。
- 朝早く起きるのか
- 仕事から帰ってくるのは遅いのか
- 趣味で庭を使うのか
- 友人はどれくらい来るのか
- 車の保有にこだわりがあるか
- 住みたい地域
- 子どもの人数(予定)
- 資産的価値の変動
- ローン
- 購入と売却の位置付け
- 老後の使い方
細かいことを例示すると、入ってきて手を洗うそれぞれの位置付けも違います。
- 子どもが手洗いをできる低い水道を設置したい
- ペットの足が洗えるように外に水道をつけたい
- スタイリッシュなものにしたい
家づくりを通して、結局自分は何が好きで何を望んで何をしたいか、否が応でもたくさん考えることになります。
家づくりは戸建でもマンションでもリフォームでも
ライフスタイルの仮定をおいて、戸建にする人もマンションにする人も出るでしょう。
リフォームに最適というほどの物件は多くはないですが、リフォームだって選択肢です。
ライフスタイルを見直し、使う家として見るのか。資産運用の側面も強いのか。考えていけば、ある地域ではマンションが最適解の可能性もあります。
家族構成を考えて途中で売却するために、マンションは市場価格が(戸建に比べて)わかりやすいという特徴もあります。
家づくりに正解はない。自分を深掘りした上で、家づくりを進めていくことになります。
家づくりは環境を作れる
家づくりは普段の身の回りの環境を作ることができます。
小さい意味では家具を買うこともその一環でしょう。
大きく見直せれば、環境を作れます。だからこそ「ものでライフスタイルが手に入るのか?」という問いがあれば、「手に入る!」と答えられるのです。
人生のどの段階で環境を作ろうとするかは自由です。長く使えるのであれば可変的な環境を用意して曖昧に作っておくことも方法ですね。
家づくりは普請道楽か
しかし、家づくりは基本お金がかかります。普請道楽(ふしんどうらく)とはよく言ったもので、家づくりにお金をかけて道楽にすることを言います。
ライフスタイルの見直しを通した生活空間作りは、とても面白いのでしょう。
しかし、天然材にこだわりすぎたり無駄に一から作ることをしなければ、安価な素材も多い。DIYも流行っている。
必ずしも普請道楽にお金が多額に必要でもありません。
お金をかけるべきところの一つは災害です。地盤や水害のハザードマップは出ていますので、安全な土地を選ぶこと。建物を一から作れるなら、構造計算をするか、強い構造の建物にすることでしょう。
また、断熱の基本スペックを高めておくことが、(特に子どもや女性に)優しい家を作ることができます。
表面にお金をかけることではなく、住みやすさの性能にお金をかける。その他のところは楽しみながら支出のバランスを見ることが大切です。
家づくりでライフスタイルを変える意気込み
家づくりでライフスタイルを変えよう。
家を作ったことのある立場からはそう感じます。できるできない、ものの大小にはこだわる必要がありません。自分に無理のない範囲での家づくりが大切です。
そして、家づくりを始める前提は、自分の見直しにあります。
見直してとことんまで突き詰めてから建てられると、ライフスタイルをびっくりするほど変える家を作ることもできるでしょう。
ものでライフスタイルは変えられる
そして当初の本題、「ものでライフスタイルは変えられる」ということです。
ただ、ものが手に入りやすい世の中。家だって建てずに既製品を買うこともできます。
ものを手にするときには、吟味ししっかりと使用の位置付けを考えた上で手元におく。そうすることでライフスタイルを変えられるような影響力のある、モノとの関係が持てるでしょう。
【編集後記】
仕事で年末に向けての工事の詳細がおおよそ決まりました。発注関連の手配をしながらうまく進めるつもりです。それにしても、台風の被害影響はまだまだありますね。
シャッターやカーポート関連の被害は大きく、まだ直せていない家も多いです。
【昨日のはじめて】
シナモンメルツ
【昨日の子育日記】
おおよそ体調が悪いのが治ったと思いきや、ぶり返し。夜には39度台の熱が出ました。うなされながら、寝にくそうです。
セキも出るので、なかなか食べられないのもつらいところです。早く良くなってくれれば良いですが。。見返すと毎日子どもの回復を願っている私がいますね。。