そうすると副業を行う方が増えてきます。副業を調べていくと、複業やら伏業やらも単語として出てきます。
仕事が複数あるということが共通です。
そして大きな違いは、その仕事を自分のキャリアの中でどういう位置づけにしているかです。
吟味し、学んだ後はどの単語を使い始めるか考えればよいでしょうが、大切なことは想像でいので動き始めてみることです。
副業・複業・伏業の意味の整理
意味を考える前に、「本業」の意味を整理します。
大辞林第三版から内容を引くと下記の通りとなっています。
主とする職業。本職。 ⇔ 副業
副業
本業に対する複業で、本業よりも関わりが少ない仕事ですね。
複業
日本の人事部さんの説明が分かりやすいです。以下抜き出します。
「副業」があくまで本業の片手間に行う、所得補てんを目的としたサブ的な仕事という意味合いが強いのに対し、「複業」ではどちらが本業か明確に区別できないような時に使われます。業種の異なる複数の仕事を、どちらも本業として兼務するような働き方であり、勤労形態としては「兼業」に近いでしょう。
さりとて、複業家と名乗っている方が同時に同量で2つ目以降の仕事を立ち上げられるわけではないです。
複業か副業かは、その仕事をキャリアの中で格上げしてみているか、その仕事にどれくらい関わっていくつもりなのか。
心意気を含んで使っている方が多いのが印象です。
伏業
サイボウズ株式会社の青野慶久社長が「伏業」と話していることが検索で最初に出てきます。
大事なのは「伏業」にしないこと。隠さずにみんなで情報をシェアすれば、「あの分野の複(副)業をしているのか、だったらあの人、紹介してよ」と人脈も共有できます。これが伏業になってしまうと、せっかくいろんな人が多様な活動をしていても、そのメリットが会社に還元されない。オープンで正直なのが何より大事です。
他の人に隠している(伏せている)業という意味での当て字ですね。
人が減る中で仕事が行き場を探す
「ふくぎょう」を政府が推進しているのは、働き手が少なくなっているからです。
「供給」と「需要」の両方が同時に下がるわけではなく、上記の大工さんの例では「供給」だけ下がって仕事が行き場を探しています。
企業側としても誰にもお願いできない仕事が残ってしまうことになります。
個人側としては所得の減少を補う何かにならないかと考え「ふくぎょう」が一つの大きな選択肢となっています。
会社員は想像することから始めよう
世の中の動きが変わってきている中、制度が完全に整備されてからではうまく立ち上がりに乗り切ることができません。だからこそ、早めに動いていきましょう。
実際に法整備が完了したロードマップとしても2027年、あと10年は完了しません。
では、動くときに何をするか。別に最初から大きくリスクを取る必要はないです。まずは、自分に何ができて何を提供したいか、想像することから始めましょう。
何を副業にしたいか、どんな複業をキャリアに加えていきたいか、どんな伏業なら今でも始められるか。区分けながらビジネスを練ってもるのも一つです。
【編集後記】
気がついたら、昔の知り合いが音楽とアイドルの間のようなことをしていました。収益やら事業性やらがあるわけではありません。それでも本人は楽しそうで、長く活動をしています。キャリアに対してよく考えてる方なので、おそらくこの活動はこの方にとっての複業です。
【昨日のはじめて】
平成30年7月豪雨災害義援金
【子どもと昨日】
スーパーに買い物兼お散歩に行きました。暑い一日ですから、避暑代わりにもなります。生活品が一度にたくさん見られるので面白いみたいです。あちらこちらに行き、家で見たことがあるものがあるなと、ちょろちょろ眺めていました。