子どもと話していると、その内容は明快です。
分かりにくかったとしても
そして、少し話していて話がこんがらがったかと感じると、伝わっていない。
子ども向けの番組の工夫もとても上手です。
「おかあさんといっしょ」のガラピコがやさしさについて説明する様子。
大人にとっては逆に難しいのではないでしょうか。
バックグラウンドが様々な人へ説明するときは、具体的な説明がいいです。
抽象的な概念に格上げしたい欲求を抑えて、子どもから、その説明法を学んでみましょう。
眠いとしたら、小さな布団を持ってきてくれる
うちの子はまだ言葉が話せません。
そして、子育て中は睡眠不足になることもしばしば。
冗談で
「眠いから、寝るね」
と伝えてみました。
しばらくすると、自分が寝ている布団を引っ張り出してきてくれました。
眠い=寝る=必要な布団。
教えてもいるので、つながっている様子がはっきり分かります。
「眠い」というのは、「眠くて意識がはっきりしないよ〜」と言っているのではありません。
「眠い」→「眠ります」という意味なんだと、子どもは理解しています。
寒いと言ったら服を引っ張り出してくれる
少し過ぎましたが、冬の日。
家の中も少し寒いです。
「寒いね」と伝えてみました。
すると、すぐに近くにあった上着を私に放り投げてきて
「これ。これ。」と。
「寒いね」が「部屋の温度が低い」という事実を伝えているのではありませんでした。
こちらも、「眠い」→「眠る」と発想が近いですね。
いらないものは遠ざけてくれるし捨ててくれる
「いらない」も同様。
「いらない」と伝えると、私から遠ざけてくれます。
近くの少し離れたところに置いてくれました。
「いらないもの」=「遠くに置いて離す」という発想です。
どれも具体的。伝わらないのは、抽象的だからか。
どの説明と行動においても、内容が具体的なことがとても分かりやすい。
何かしらの説明をしたり、考えたり。
機能的に何かの法則にしてみたかったり、抽象化をしたい衝動に駆られます。
しかし、抽象化した概念が本当に仕事の仲間に伝わっているのは、疑ってもいいかもしれません。
経営層の、上に立つ人ほど一般化をしたがりますが、伝わらない原因になっていることも多いです。
抽象概念を具体的なことに落とし込む
抽象的な概念を説明せずに済むわけではないでしょう。
いつか、何かしら一般化した内容を周りに伝えることは、社会人になれば当然に出てきます。
しかし、それを抽象のままにせずに、具体的なものに落とし込むのも選択肢です。
子どもから伝えられる発想は、具体的に理解するいい例になりました。
【編集後記】
私の担当教授の今年の受持は一人(私のみ)でした。
喜ぶべきこととして、励みます。
【運動記録】
ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO
【昨日のはじめて】
シアトルズコーヒー 梅田
【昨日の子育日記】
保育園に送っていっても、きちんとこちらに「バイバイ」。
少しずつ大人になりました。
親と別れられる力は、将来も大事になると、感じました。