ビジネスのスピンオフを少しずつ狙って、範囲を広げる

漫画などでスピンオフをよく見かけます。
原作のファンをつかみやすいですし、物語の深みを出すことができます。

ヒーローアカデミアを好きで見ています。そろそろ最終回になりそうですが。
こちらもスピンオフがでています。主人公は違いますが、本編で出ているキャラクターの深堀りもしてくれます。

ビジネスでもスピンオフを考えていくと、幅を広げるきっかけにできます。

スピンオフとは、元々ある作品、技術、知識などから派生して新たに生み出される作品や製品、サービスのことを指します。この用語は、様々な分野で使用されますが、その意味する内容は異なる場合があります。

もくじ

スピンオフの定義の確認

エンターテイメント分野、ビジネス分野などスピンオフがあります。

エンターテイメント分野であれば、元の作品のキャラクター、世界観、テーマを基にして、新たな物語や作品が作られることを指します。元の作品の登場人物が主人公の別の物語を描いたり、同じ世界観を共有し、異なる視点や設定で展開される作品が含まれます。

ビジネス分野なら、企業や研究機関が持つ技術、知識資産から新たな製品やサービス、あるいは別の企業や組織が生み出されることです。既存の資源を利用して新たな市場ニーズに応える製品やサービスを開発するという方向です。

スピンオフの例

漫画などで多い

人気のシリーズはスピンオフが多いです。ドラゴンボールでも8作くらい。男子高校生がヤムチャに転生するストーリーなんてのもあります。

スピンオフの方が人気な例

桃太郎電鉄

RPGの桃太郎伝説のキャラクターを使って、「日本一周トラブルトレイン」というお蔵入りの内容をリメイクしたものです。RPGの方をPCエンジンでプレイしたことがあります。面白かったです。が、結局スピンオフの方が人気になっていますね。

ぷよぷよ

もともと魔導物語というRPGでした。ぷよぷよで女の子のキャラクターが出ていますが、もともとのキャラクターだったはずです。ぷよぷよが人気で、RPGの方の開発はもう聞きませんよね。

リスク分散と対策

もともとある人気の企画を他に使えるという意味でスピンオフは優位です。ビジネスであれば、市場を変えることでもスピンオフにつながります。今あるお客さんと別のお客さんに向けて、同じサービスを展開するのは、スピンオフの基本的な方向です。

新しい市場で得られた内容を新しいサービスにフィードバックすることで、新しいサービスのきっかけにもできるものです。

ただし、小規模であれば、リソース不足に気を配る必要があります。広げすぎてうまくできないことや、ブランドイメージの損傷などがあります。既存の内容をうまく活かせる内容を見つけるのが、スピンオフ、横展開への道です。

まとめと展望

スピンオフは、新しい市場機会を探求し、既存の顧客基盤を拡大するための強力な戦略です。漫画のスピンオフが示すように、適切に実行されたスピンオフは、ブランドのリーチを拡大するきっかけにできます。うまくいけば、ブランドの魅力を高めることにつながります。

ビジネスの世界でも、スピンオフは革新と成長のための重要な戦略として位置づけられています。エンターテイメントの世界で、惹かれるスピンオフがあれば、ビジネスでもスピンオフを目指して広げていくのはイメージしやすいはずです。

イメージを活かしながら、新しい成長の道を切り開くのに使っていきましょう。

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