差異を認識してもらうには、大きな違いをつくりたくなります。
でも、意外に小さな違いであっても大きな違いとして認識してもらえることがあります。
アイスでも同様。
少しまとめてみます。
アイスにて
写真は、期間限定のザッハトルテのハーゲンダッツアイスクリームです。
アイスを硬いチョコレートでコーティングし、中は柔らかいアイスクリームが入っています。
比較すると、パルムが近い感じです。
構成も一緒ですし。
ただ、両者を比べて違うのは
- 外のチョコレートの厚み
- アプリコットソースの有無
です。
外のチョコレートはパルムのそれよりも硬く噛みごたえがあって、板チョコほどではないにしろ、チョコレートを噛む感じがします。
また、そのチョコレートを越えると、アプリコットソースの甘みと酸味が出てきます。
噛みごたえとは異なる刺激として、味を変えてくれます。
このアイスの根本の方はアプリコットがあまりない部分があり、そこはパルムと似た感じです。
でも、アプリコットソースがあるだけで、ちょっと異なるものを食べているという感覚を与えてくれます。
これらのアイスは、似たものという印象を与えつつも、食べごたえが違うなぁと感じました。
もちろん、値段もかなり違うのですが。
枠の範囲であっても、違うと認識してもらうこと
同じようにチョコで包まれているものであっても、違うという認識ができました。
これは、サービスでも同じです。
少しの違い、味の違い、雰囲気の違いで、ひと味違うものだと感じてもらえます。
一からすべてをつくる目標はあるにせよ、莫大な時間がかかります。
でも、全体が似ている上で一味違うものであれば、それほどの力を入れなくても、違うと認識してもらうに十分です。
根本的に違うものでなくてもいい
「新しいもの」を想像すると、根本的に違うものを提供する必要性に駆られます。
でも、全く異なるものである必要はありません。
最初に紹介したザッハトルテとパルムの差のように、小さな、でもはっきりした特徴があれば、ちゃんと異なるものだと認識してもらえます。
そういった労力をどれくらいかけて、できる限り少ない違いで大きく異なると認識してもらうかが、これらのマーケティングで大切です。
アイスとは異なる分野でも、小さな違いで大きな差異を認識してもらえることも多いです。
異なるものを提供したいとき、大ぶりではなくコンパクトな小さな違いでアピールするのも良い方法です。
マーケティングの参考になる点かなと。
【編集後記】
待っていた通知が来たので一段落です。
といっても通過点なので、ささっと済ませてしまいます。
【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○
【子育て日記(4歳・0歳)】
通知が来ていることを知っていて、帰って会うと
「おめでとう〜!」と拍手してくれました。
下の子もつられば「ぱちぱち」と手を叩いてくれていました。
形にしてもらえて、なんとなくうれしいです。