小さな安全を確保するところから発信してみる

発信することは、誰にでも少しばかりの気兼ねがあるものです。何かを発信した時、その内容が誤解されたり、炎上してしまったりすると、怖いですから。しかし、スモールビジネスで考えれば、発信をして知ってもらうことに積極的にならないといけないです。

そういった怖さを感じる場合は、まず、安全を確保することを目的に、積極的に発信していくことが大切です。多くの人にウケる内容を量産することを目標に置くよりも、気楽に始められます。

もくじ

小さな安全確保とは何か?

小さな安全確保とは、心の安全性のことを指して話をしています。組織学の中でもよく言われる言葉です。安心してそのグループ内で発言できることにより、組織を活性化したりチームワークを高めたりということに用いられます。

スモールビジネスの場合は、少数であったりひとりであったりを想定します。そこでの小さな安全確保とは、WEB上で発信する上で、安心して発言ができる状態を確保しようというつもりで書いています。

小さな安全確保で何が得られるのか?

素を出すことによって興味を持ってもらいやすくなったり、素の自分に合う状態の人がくるようにできると考えています。いうが易しで、意外と難しいです。

素を完全に出すという前に、WEB上で発信するとすぐに炎上するんじゃないかという不安も感じる人が多いからです。メディアが「炎上」という言葉を用いると、下手なことを発信できないので、必要以上に制限をしようという圧力が働きます。

もちろん、人を傷つけたりプライバシーを害するような発言は良くないので、気をつけるところです。しかし、必要以上に削ると発言にも面白みがなくなってしまいます。

そもそも安全が確保される状態で発言できれば、「楽しい」と感じる可能性を高められます。

小さな安全確保をどうやって実践するか?

軽くでいいので、意味のないことでいいので発信をしてみることが、小さな安全確保をする第一歩になります。

このことは、PTSDの行動療法が参考になります。例えば、戦場で心に傷を負った方において、同じような爆発音などを再現して体感してもらいます。もちろん、安全な状態で見るだけなので、見た結果として傷を負うことはありません。同じ状態を体験しても傷つかないことを認識してもらうことで、記憶や認識を上書きするのです。

発信が怖い場合に、なにか具体的に怖い原因や体験があるのであれば、そこの上書きから始めます。例えば、不用意に発言したことで、過去に自分が悪い体験をした場合、そこの上書きをするために、単純な発言をしてみるという対処が考えられます。

結びとして、「小さな安全確保の積み重ね」が大きな安全と自信になる

発信は、昔はメディアだけができたことです。今は、それが開放されて誰でもできると言われます。しかし、実際に発信している人が多いかといえば、そうでもないことに気づくはずです。

スモールビジネスを行う上で、発信できることは大きなアドバンテージです。利益を出している個人や組織であっても、それほど発信をしていないという例は多いので。

しかし、今日明日すぐに発信しろといっても、なかなか二の足を踏む人もいるでしょう。慣れていないので。ですから、今回の話のように、小さな安全確保をすることから始めるといいです。積み重ねることによって、伝えたいことを伝える練習や心構えを積むことができます。

発信がなんとなく億劫になっているときに、試してみてください。

【編集後記】
発信の媒体の見直しをしています。違う刺激があって意外と楽しいです。

【運動記録】
ストレッチ○

【子育て日記(5歳・2歳)】
最近、私と遊ぶのが楽しいみたいで、子ども2人の当たりが激しくなってきています。私も一緒に遊ぶのが楽しいので、付き合えるところまで付き合うつもりです。

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