満遍なくその分野に精通したい。
つまりは、概論的な内容をゆっくりと
こなして知識をつけたいと
感じることがあります。
しかし、オススメは特化型の学習です。
満遍なくをせずに特化して学び始める理由を
8つの利点から考えます。
(1)時間を短縮
目的成果物の研究やレポートは
多分野を総合的にまとめたものであるため、
特化して時間を節約する必要があります。
満遍なくまなぶには多量の時間がかかります。
そして、時間をかけているうちに、自分が
何を目的に学んでいるかを忘れていきます。
研究内容を掘り下げたり、授業で
レポートをまとめたりする上で、
満遍ないものを提出するのは
単なる教科書の丸写しを提出する事です。
(2)役立つことから入れられる
2:8の法則からも、全体の2割を
カバーすれば8割がカバーできます。
役立つことから入れれば、全体の2割を
積極的にカバーすることができます。
全体をカバーした後に、取りこぼしが
あれば全体をカバーしにいくと
その分野を俯瞰できます。
役立たないことから頭に入れた場合、
続けるのが嫌になってしまう可能性もあります。
思っている以上に大学で学ぶ範囲は広いです。
一分野修めるだけでは足りません。
特化すれば、目的物を考えると時間短縮になります
(3)知識の横のつながりを作れる
特化していくと横のつながりができます。
一つの分野を掘っていくと、そこに出てくる
分からない単語、分からないアイディアに
出くわします。
出くわした新しい分野をまた特化的(つまみ食い)
すると、横のつながりができてきます。
知識は満遍なく入れても使える
つながりができません。
むしろ、ムダな肉の部分も見る羽目になり
骨子を感じることが難しくなってしまいます。
ムダを削ぎ落とした内容で骨子をつかみましょう。
(4)頭に残る
たくさんを満遍なくすることよりも、
それより少ない量をこなした方が頭に
残ります。
その場の頭の体操をしに大学院に行く訳ではありません。
使える知識や思考形式を学ぶためです。
絞った範囲を学習すれば、それだけ
頭に残す余地が増えます。
卒業した後に使える知識を得るために
量だけでなく、少なさも大切にしましょう。
(5)狭めても結局全体を見られる
狭めて学んでも、必要な箇所を数珠つなぎで
学んでいけば結局全体にたどり着きます。
研究では取りこぼしがないように過去の
先行研究や範囲を全て確認していきます。
この先行研究をしらみつぶしに当たっていく
中で、必ずその分野全体に触れる機会が出てきます。
矛盾した言い方ですが、部分に特化することで
全体にタッチできるのです。
狭めてしまって学ぶ範囲を限定してしまう。
大学院に来たのにそんな自体は避けたいと
考えるやもしれません。
でも、心配しないでください。
部分を突き詰めれば、全体に戻ります。
(6)方針転換がしやすい
小さな箇所から始めれば、間違ったときの
修正が簡単です。
意気込んで選んだ一分野が、
目的の研究を考えた場合に全くの
的外れのことがあります。
そういう自体に備えるために、
ちょっとやって間違っているか合っているかを
判断すること、リトマス試験紙を
用意すると間違いが減ります。
ちょっと試して、その分野が違うと
判断できれば十分な訳です。
(7)教授も掘ってきた人
研究を主体にしている教授も
一分野を掘ってきた人であるから、
その教授と同じ方向性で研究に向かえます。
授業で出てきた分野を満遍なく深く知っている
教授はいません。
担当授業になってから受け持ち部分を
学ぶ教授もいるくらいです。
教授が学生と違うのは、短時間で
その分野を学ぶ力があることです。
教授と同じく特化し、その周りを
掘っていくことが、短時間学習を
助ける方法です。
(8)役立てば成果がわかる
あなたの生活や仕事に役立つことが分かれば、
めちゃめちゃやる気が出ます。
でも、役立つところが分からずに
暗中模索しながら学んでも、
なかなか効果を出すことができません。
学ぶ、そして最短で役に立てる。
これが良い循環を作り出します。
まとめ
大学院に入るとその分野を極めたくなります。
例えば、民法。
役立つ場面も多いですが、範囲は広いです。
広いからこそあなたに必要な部分から
攻めていくことが、結局全体を攻めることに
つなぐことが可能です。
大学院の普段の学習計画の参考にしてみてください。
上記のように書いていますが、
手始めに特化型で始めましょう。
必要に応じて、全体を学ぶ機会も必ず出てきます。
【編集後記】
身体のメンテナンスにマッサージに
行きました。無茶ではないように
予定を適度の調整しながら過ごします。
【運動記録】
ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO
【一日一新】
大人の一粒 クランキー
【子育日記(2歳)】
話せるようになりなかなかに自我が出てきます。
父親とは息子に立ち向かわれるのか、
なかなかにイヤイヤ言ってくれます。
一瞬、心に来ることもあります。
でも、こんなの書いていますので、
めげずに毎日がんばります。
なぜ子どもが「イヤ」と言ったら、子育てをしているお父さんは喜ぶべきなのか