2・6・2の法則は、事象が一般的には正規分布しているからみられるものです。正規分布のイメージを大まかに捉えている方法です。人間の感覚値に合わせた説明の際に便利だと理解して使ってみましょう。
正規分布とは
正規分布とは、一つの事象を観測するとその発生が下記のような割合になる分布のことです。C.F.ガウスが発見したことからガウス分布と呼ばれることもあります。ただ、本当に正規分布に従う発生は、現実世界には多くはありません。
正規分布 from Wikipedia
2・6・2の法則と正規分布
2・6・2の法則とは、会社で働いている人を例にとると、2割がよくできる人、6割が普通の人、下2割がダメな人、となると説明した法則です。パレードの法則の亜流かという説もあります。パレードの法則と目的とする趣旨はかなり違いますが。
2・6・2の法則は現実世界を人間の目から捕まえようとした感覚にのせやすいという利点があります。重回帰分析を実施して2・6・2の法則をとららえましたというより、生きている感覚値に近いです。
会社のできる人・普通の人・ダメな人の割合がそうなるという例を聞いて、感覚値としてなんとなく納得できるなぁと思う人も多いのではないでしょうか。
2・6・2の法則は正規分布の数値具合を大まかにとらえたものと見ることができます。大まかな値ですが、下記のような20%・60%・20%ですよと言われればそんな感じという納得感が得られます。
人は大まかに捉えることが得意
人は大まかに事象をとらえることが得意です。機械的な分析が簡単になってきています。その上でどのように人間の感覚値に落とし込んで説明をするか調整どころとなります。正確性を期するのか、大まかに説明するのか、場面によって使い分けてみましょう。
【編集後記】
肌寒いですがまあまあ良い日でした。ワークショップの作成で悩ましいところがありますが、頑張って仕上げたいと思っています。一つの催しをする際は、楽しいものにすることを常々目指しています。
【昨日のはじめて】
使い捨てお弁当パック
【昨日 子どもと】
スヤスヤ寝ています。肌寒いですが適切な量の服を着させると寝るのに気持ちがいいようです。よだれが増えているので、スタイを大量に洗濯してます。自分の服が多少多めによだれ汚されても、あまり気にはなりませんけど。