誰しも作家になる可能性があります。Kindleで出版してもいいですし、自主投稿もできます。書きたい意思を出しておけば、勤め先や取引先に寄稿する話が来ることもあります。
そういったときに、ペンネームを考えることがあります。まずは、複業をしている方。身バレしないようにという意味です。その他、活動内容を分けたいということで名前を変える人もいます。せっかく新しく名前を付けるのですから、上手につけたいものです。
好きな名前?ブランディング?
基本的には、好きな名前をつけていくことがいいです。今まで出会った中でいい名前というのを目にすることがあるので、そういう名前を選びましょう。急にはつけられませんので、日頃から考えておくとスムーズです。
もし商業的な考えでいくのであれば、ブランディングをしておいてもいいでしょう。なにを書いたかではなく、誰が書いたかということで判断されることも増えました。名前を覚えてもらって損はありません。作家の名前は屋号のように必ず見てもらえるものです。ジャンルでいくのか、心情で行くのか。日本人であれば漢字の組み合わせから感じてもらえることもあり、そういう考え方から名前を付ける方法もありです。
一般的なブランディングでは、作品のジャンルやテーマに合った名前を選びます。読者に作品の内容を想起させるとか、興味を引く効果を出せるので。
長すぎない名前にしよう
ペンネームは作品を作る際の一つのポイントは、長すぎない名前がいいということです。
長い名前は読み手にとって覚えづらく、最近は一度も読んでもらえない可能性すらあります。そのため、短くてシンプルな名前を選ぶことが、作品としての認知度を高めることにつながるでしょう。
読みやすさを重視しよう
ペンネームは、読みやすさを重視することが大切です。読みやすい名前は、読者にとって親しみやすく、覚えやすいものとなります。
本当に読みやすいのは、ひらがなだと考えます。そういう仕事をしていない方は、漢字を読むのに抵抗がある方がいらっしゃいます。そういう方をターゲットにしないのなら構わないです。
名前のようにしておくのも大切です。モノなのか名前なのか分からないような付け方では、人間というように理解してもらいにくいです。明らかなペンネームを付けるのか、人のような感じを目指すのかも分かれてきます。可能であれば、人っぽい方がいいでしょう。
他の作家と重複しない名前を選ぼう
ペンネームを選ぶ際には、他の作家との重複を避けることが大切です。読者は作品を作者の名前で覚えることが多いため、他の作家とペンネームが似ていたり、同じであると、作品が認識されにくくなることがあります。さらに、重複したペンネームがあると、著作権侵害の問題が起こる恐れもあります。
作家を目指すとオマージュをしていることがありえますが、名前はオリジナリティを出しておいていいです。作家は文字を扱いますから、特に盗用などに厳しいです。他の著者への敬意はこころの中に留めておきましょう。
配慮がいらない名前を
性的な要素が入っていたり、オラオラしていると、うまく商業的に乗ったときに改名を迫られることがあります。最初から成功を目指す必要はないですが、将来的な可能性も少しだけ念頭におくといいです。
改名をしても、著作がすでに有名であればあまり問題にならないかもしれませんが、注意は必要です。
チェックリスト
これらを踏まえてチェックリストにしてみました。
プラスの意味で、念頭に置く点
- シンプルで覚えやすい
- オリジナリティがある
- ターゲット層に合ったイメージ
- 語感が良い
- ネットで検索しやすい
マイナスの意味で、気にしておくべき点
- 長すぎる
- 読みにくい
- 一般的すぎる
- 不適切な言葉を含む
- 著名人と同じ名前
たくさん悩もう
名前をつけるのは、結構迷います。すぐにつけられる人の方が少数派です。
だから、すぐにつけられなくても気にしないでください。
まずは、悩むのが第一歩です。「この名前で満足」というものが将来的にできればいいのですから。
私も、屋号をつけるときに1年近く悩みました。
というわけで、たくさん悩んで名前を考えてみてください。
ぜひ、いい名前をつけましょう!