AI翻訳に対して英語ができるよさは思考理解と仲間化、ケンタウロスチェスを見越した英語力をつけよう

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AIの翻訳もあり英会話の能力が要らなくなるという話を耳にしますが、本当にそうか考えてみます。

私のレベルとしては海外で通訳なしで価格交渉やら性能の打ち合わせをするレベルです。

通常会話であればAI翻訳の力を頼るので十分に海外の方とコミュニケーションが取れます。
むしろそういう会話をするのにこちらを巻き込まないで勝手にやってくれるツールがあると助かります。

思考の流れを理解したりコミュニケーション自体を楽しんだりであれば、話せる方がいいかなと。

翻訳機を介しても話を待ってもらえるほど中身のある人であれば、別に日本語でも十分ともいえます。

 

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*Informationにて by iPhone X

 

もくじ

日本にいては英語自体あまり要らない

AIの翻訳云々の話になる前に、日本ではあまり英語が要らないなとよく感じます。
学生のうちは英語圏の学友もできるでしょうからできると楽しい。
でも、仕事であればそこまで(気持ちの)深いところは外しても仕事ができます。

歳を経るにつれて異性を口説くことも減ってくるでしょう(人によりますが)。

特に英語を使わなければならないという状況が日本にいては少ない。
AI翻訳の前に英語を使う機会がないというのは、みなさん感じられるところかと。

 

実際に決まりきった内容を伝えるのに翻訳機で十分

英語を使うことが少ない日本とは言っても、英語を全く使わない訳ではなく、人によって使います。

使うというのがどのレベルかによりますが、道案内をする程度であればAI翻訳で十分便利です。

経路検索も英語も機械の方が得意な組み合わせです。
そもそも、英語しか話せない方もスマホで道順を検索しているので、こちらに聞いてもこない状態も多くなってます。

 

Googleでやれることを頼まれるのは嫌

ただ、話せる(と見られている)と翻訳関連の仕事はぼちぼちきます。

そして、その仕事の中にはGoogleで十分に対応できるものも混じっています。
正味そういった機械にもできることが頼まれごとでくるのはとても嫌です。

わざわざこちらが質をあげて対応しなくても、Googleの質も十分高いです。

きわどい交渉やら、話の流れを追う必要があるやら、気持ちを通わせる前提が必要なこと以外、機械でやってくれる方がこちらとしても嬉しいです。

採用する立場としても、単に英語が話せますという人は昔ほど役立てる場面は減っているのが実情です。

むしろ英語ができなくても中身のある人の話を聞きたいと思ってもらえる時代になっています。

表面上の理解をする。マニュアル程度の内容を話す。
これらのことに英語力を身につける必要はありません。
英語に時間をさくんだったら、英語しか話せない人が日本語しか話せないこちらの話を通訳をつけてでも聞きたいと思えるくらいにする方が効果が高い。
 

仲間と思ってもらう、表面以上の理解に直接コミュニケーションが必要

じゃあ、英語が全く不要かといえば、そうでもないです。

海外とビジネスでやりとりをしていて齟齬が生じる一つは、「なぜそんなことをする必要があるのか」が分かり合えていないことです。

「XXの検査をしてほしい」

これ自体はAI翻訳で簡単に伝えられます。

しかし、この検査を求めている理由を伝えるところがうまくいかない。
例えば「客先が検査を求めているから」と伝えても、
「なぜ検査をする必要があるのか。(すでに証明している)」など、商習慣やら重要性の軸足が違うことが原因で表面しか理解しあっていない状態が起こることがあります。

こういったときにAI翻訳を介さずにコミュニケーションが取れると、翻訳機よりも早く理解し合うことができます。

 

デートに誘うときも翻訳機では足りなかった

異性をデートに誘ってみたこともあります。
このときに、翻訳機を介して進めても、成功していなかっただろうなと容易に理解できます。

デートに誘うときは、英語力というよりもハートの強さかもしれませんが。。

 

コミュニケーションの基本は楽しいかどうか。

コミュニケーションの基本は楽しかどうかです。

AI翻訳を介してもその楽しさはあるでしょう。
ただ、知らない仲が少しずつ理解し合うというのもやはり楽しいことです。

AI翻訳を介してコミュニケーションするなら、わざわざ直接コミュニケーションをとる必要性が薄れてきます。

 

ケンタウロスチェスができる英語力を

AI翻訳は0か1かのような使い方ではなく、ケンタウロスチェスのように人をサポートしながら使うというやり方が主流になるだろうと。

もう少し説明すると、「ケンタウロス=人間の上半身+馬の身体」のように「人間+AI」の能力で戦うチェスの様子をケンタウロスチェスと言っています。

 

だから、英語力で多くの人が目指すところは、このケンタウロス状態が維持できる程度の英語力ということになりましょうか。

英語ができる人も全く役に立たない時代というわけではなく、引き続き 思考理解と仲間意識を持つために英語は役に立つところがあります。

そういう意味では、「英語が全く要らなくなる」という言説は、極論と聞き流していいところですね。

 

【編集後記】
もう1月が終わります。ある程度の目標達成はできていますが、本の冊数はもう少し今月中に積み重ねるつもりです。

【運動記録】
ジョギングX ストレッチO 筋トレO サプリO

【昨日のはじめて】
ハーモシードル

【昨日の子育日記】
保育所へ送ると入り口手前から意気揚々と一人で進んでいきます。今まではこちらが中まで連れて行ってお膳立てが必要だったのですが、少しずつ減っていく。

振り返らずに進んでいく様をみると、「もう一人でできるよ」と見せつけられているようです。

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