自分の 税金 の記事を 英語 に訳して書く機会が増えました。
機械翻訳を多様して専門記事の翻訳を持ってこられたことがありましたが、そのときは違和感が多かったです。
ChatGPTが出てきたり、DeepLでの翻訳が流行ってきてこの辺りは解決したように一見感じました。
しかし、実際に使ってみると、早い・うまくできているという点は増えた一方で、専門用語の使い方や内容についてはズレていると感じることは、そのままです。
税務記事の翻訳を機械翻訳だけでは、まだ使えないという点についてまとめてみます。
税金 のビデオを自動で 英語 に
YouTubeなどのビデオをそのまま翻訳し、画像に合わせて機械音声をつけてくれるサービスは多く出てきています。
Dubverse AIもその一つです。
製品自体はとてもおもしろいです。
日本文化の紹介や、あまり細かなことを指摘しなくてもいい内容において、優れています。
こういう系統で自動翻訳を試していますが、そのまま流すにはちょっと気が引けます。
一応補足すると、面白いという点ではいいです。
また、素早いというのは、AI関連、自動翻訳関連の良さです。
気が引ける理由
そのまま使用するのが気が引ける理由のいくつかをまとめてみます。
国による語彙の範囲の違い
語彙はどうしても重なりません。
専門的には共約不可能性という概念があります。
欧州の似ている言葉を翻訳する際であっても、その概念が重ならないという研究の一部です。
日本語⇔英語の場合でも同様です。
あてはまる言葉があっても、安心ができません。
労働者という単語にlaborが当てはまったとしても同義ではないからです。
「労働者」「labor」は、国によって法律で守られる範囲が異なっているでしょうし。
この辺りの差異を含めて英訳してくれるわけではないので、後からの修正は比較的大きめです。
訳語がその場で変わる
機械翻訳の場合、どういう原理か、場合によって単語が異なることがあります。
翻訳後の指定をしていけばこの辺りは対応できるかもしれません。
しかし、大量の文章を読ませたときには、それぞれを確認する作業が出てきます。
英語特有の繰り返しを避ける傾向
英語は繰り返しを避ける傾向があります。
その際に、対応する単語を変更していいかどうか。
繰り返しの単語の一部において、固有名詞を変更させようとする場合があります。
それは、ソフト自体が、税務特有の単語を認識していなから、この変更が出てきているのだと考えます。
税務は国内に向いている傾向
インボイス制度の翻訳なども、ちょっと違和感があります。
「適格請求書等保存方式」が「インボイス制度」であると国税庁がウェブサイトに載せています。
同時に、「適格請求書」を「インボイス」として定義しています。
差分で考えれば、「等保存方式」=「制度」です。
一方で、機械翻訳をすれば
- インボイス:Invoice
- インボイス制度:Invoice System
- 適格請求書等保存方式:Retention of Requests for Accreditation, etc.
となっています。
日本語話者にとっても、「適格請求書」とは頭に入りにくいです。
これを「インボイス」として簡単そうにするのはいいことでしょう。
ただし、英語にすると「インボイス」が「請求書」ですし、「送り状」「明細付き請求書」「納品書」であることもあります。
入り乱れた訳になってしまい、一貫性を持たせる翻訳を自動で任せるのは混乱します。
そもそも「Invoice Seido(インボイス制度)」というように、音訳してしまった方が正確でないかとすら感じます。
自動翻訳で補助しつつ自己翻訳
自動翻訳について、有料のものであれば翻訳語を指定することができます。
それらを使えば、上記の中の一部の問題については避けることができるはずです。
しかし、ビデオ付きのソフト、翻訳だけのソフト、音声作成ソフトなど、それぞれの特徴はいいものの、組み合わせてどれもいいというのはまだ見られません。
機械翻訳の素早いです。
速さが質を上げているという要素であり、そこは使うべき理由にできます。
しかし、そのままでどうぞというレベルではないことが再確認できます。
自動翻訳を使うと気になる点をまとめてみましたが、これらの点など気にしつつ、うまく仕事を進めていこうと考えます。
【編集後記】
他が休みの間の仕事のタイミングが少しずれます。
上手に整えていきたいです。
【運動記録】
ストレッチ○
【子育て日記(6歳・2歳)】
漢検が近いので、少しずつ仕上げを。
漢字が読めるとか書けるということよりも、試験について少しずつ慣れていく工程の気がします。
少子化で学歴が持つ意味がもっと減っていく気がしますが。