大学院で税法論文を書けば、
懸賞論文に出すことができます。
書ききってから出そうと考えることもいいですが、
最初から出すと考えておくと形式を整えたり
質を上げたりしやすくなります。
大学院生が出せるものとしては3つ。
研究者の若手が出せるものとしては、別に2つ
ここでご紹介をしています。
これらの代表的な税法の懸賞論文の種類をまとめてみました。
また、日税研究賞と租税資料館賞の応募数、入選数も
まとめてみております。
代表的な懸賞論文3つとその他
大学院生が税法論文を仕上げた際に応募できる
代表的な懸賞論文として3つ挙げられます。
- 日税研究賞
- 租税資料館賞
- 税に関する論文(納税協会)
日税研究賞
公益財団法人日本税務研究センターが
行っているものであり、受賞した未発行の
論文は毎年8月にまとめて出版をしてくれます。
懸賞金は20万円~150万円です。
日税研究賞で、大学院生が応募する場合
字数が36,000〜44,000字の研究者の部の
B部門への応募となるでしょう。
応募要項はこちらから見れます。
租税資料館賞
公益財団法人租税資料館が主催するもので、
受賞するとウェブ上にその論文を発表してくれます。
論文の懸賞金額は30万円~80万円です。
租税資料館賞の字数に関する制限は
36,000字以上となっております。
詳しい要項はこちらから確認ができます。
税に関する論文(納税協会)
公益財団法人納税協会連合会が主催するもので、
こちらも受賞すると出版をしてくれるのと
ウェブ上に公表してくれます。
懸賞金は、10万円~100万円です。
応募要項はこちらです。
研究者向けの懸賞論文
これ以外にも商事法務研究会が出している
商事法務研究会賞と租税法学会賞があります。
商事法務研究会賞は、若手の研究者(40歳未満)の
ために、民法、商法、民事訴訟法、経済法、
知的財産法、租税法、労働法の分野で行われているものです。
一覧はこちらから見られます。
研究者になる目的以外で大学院生で論文を書いている方は
参考になる論文としても使えます。
■藤岡祐治氏(東北大学准教授)
租税法ではないですが、こちらの論文もアメリカ法や
ドイツ法との比較を扱っていて面白いものでした。
比較法をする方の参考になります。
これから出そろって内容を見られるようになるでしょう。
日税研究賞と租税資料館賞の応募状況
教員にもよくすすめられる応募先は
日税研究賞と租税資料館賞でしょう。
両方の割合を確認してみました。
日税研究賞は研究者の部Bの数です。
租税資料館賞の方が応募数がかなり多いです。
字数上限がありませんので、論文に書いたものを
そのまま提出できることが多い理由かと推測します。
締め切りの3月までというのはこの業界が忙しいですから、
手をかけずに出したいというニーズに合っています。
日税研究賞の方が入選割合が高そうですが、
過去には該当者なしと判断している年もあります。
審査が緩いということもありません。
両方の懸賞論文とも、興味深いものが多いです。
(もちろんその他の懸賞論文にも多いですが)
入選のためには、一定レベルに達しているということが必要といえます。
応募しないと入選しないので、
そのまま出せる租税資料館賞に応募してもいいかなと。
社会的な意義の問いかけとしても
判例からの考察という視点もありますが、
社会の変化に租税法がどこまで追いついているかという
視点からも多くの方が論じています。
楽しいなと感じた方は、ぜひ応募してみましょう。
【編集後記】
購入したMacBook Airを使い始めました。
移行は楽でしたが、細かいところの設定が
残ってしまいます。ステッカーを変えて気分を新しくしました。
【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○ サプリ○
【子育て日記(3歳・0歳)】
3人でお風呂に入ってのんびりコミュニケーションを
取りました。まだまだですが、二人とも
すぐに大きくなっていきます。