先日、海外との交渉の過程で担当者にアドバイスをしてほしいという依頼を受けました。それ自体は日常の業務なのですが、交渉は個別性が強くどれがいいかは人によって大きく変わることを意識させられました。
アドバイスを求めた人の好みの方針に従うべきか。全体としてその分野をうまくいかせるために包括的な目線からアドバイスをするべきか。
求めに応じつつも、問題設定を見直してあげるのがバランスの良い回答でしょう。
相談されることと求められること
仕事をしていると、相談をされることが増えていきます。この中で、すでに答えが決まっていることも相談されることがあります。
こういった相談は、後押しをしてほしい、うまく全体を整えてほしい。そういう意図を感じる仕事です。
わざわざ自分の持ち味を入れてしまっても、相手の意図にそぐわなくなります。
自分として価値が出ること
一方で、相談をされる程度の知見がある人は、自分として価値が高い仕事というのも増えていいきます。
自分として価値が出ることは、仕事の一部ではなく全体を見直してあげないとなかなか完成しない。そうすると、アドバイスを少ししてくれと言われた時の回答としては壮大過ぎる回答になりがちです。
相手に関われる時間の量も含めて、適切さを考えることが自分にとっても相手にとっても使いやすい回答になるでしょう。
相談に答えつつも味を入れるなら、問題設定を見直す
「後押しをしてほしい」や「うまく全体を整えてほしい」という内容であれば、その回答をすることでまずは十分です。
これに持ち味を少し入れるのであれば、問題設定についてアドバイスをあげるといいです。相手の意図自体を正してあげる。それほど双方の時間も使いませんし、その後の作業の無駄を省くこともできます。
包括的な校正は時間的に難しいです。
だからこそ、アドバイスの方向性として問題設定も見てあげてはどうでしょうか。
【編集後記】
会社では、自分でなくても価値が出るようなことや、こちらがオーバースペック過ぎることも回ってきます。適材や仕事配分など、複数で立ち向かう時は上手な対応を考えて動けるよう組織の柔軟性も高めたいです。
【昨日のはじめて】
プラスチックケース廃棄
【子どもと昨日】
保育士の先生を後追いしました。いろいろな人と様々早めに関わっていける様子を嬉しく思います。楽しんでもらえることが日々変わってきているので、自分の中でもアップデートしていかないと。