家づくりをするときに、タイルかサイディングかで迷ったときには、普段の自分を診断して決めると、納得しやすいです。
もくじ
・サイディングとタイルのメリットデメリット
サイディング
サイディングのメリットはなんといっても初期投資が低いことが挙げられます。5,000円/m2程度の金額から施工費込みで行うことが可能です。
初期投資が低いということは、家の中、つまり普段接する場所にもっとお金をかけることができるようになります。
タイル
タイルのメリットは、その美しさにあります。陰影であったり雰囲気であったりと、サイディングでは出せないような様相に仕上がります。
その代わりおおよそタイルの3−4倍程度以上の金額がかかります。
サイディングでの工夫
借りれたり手元にあれば迷わずタイルを選ぶ方が多いでしょう。サイディングを選ばない一つの大きな理由として、見た目がチープな感じに仕上がるという話があります。
実際に、街中を歩いてサイディングを見ればチープな感じはまさしくその通りです。どうしても本物ではないような感じを比べるほどに感じます。
だからといってサイディングが悪いばかりではありません。以前は12mmのものもありましたが、現在は使用不可能。14mmから存在します。これを18mm程度のサイディングで選ぶと、薄いサイディングよりはマシな雰囲気が出てきます。
また、わざわざタイル風のサイディングを貼るのではなく、シンプルなものを選び目地の見え方を見えにくいものや見えないように工夫すればカバーができます。
・メンテナンス費用を気にして
メンテナンス費として考えた場合は、タイルに軍配があがる場合が多いです。一般にはタイルとサイディングの金額は出ておりますのでそのままですが、一番気になるのは人件費の問題です。
現在でも人件費が高くなっております。オリンピック後で需要が減ったからと言っても、そこまでは下がらないでしょう。理由としては供給する側の人数も多くはなっていないからです。建築業界にそこまで人が多く入ってはいかないと思われます。
また、コンピュータの自動化では、2030年くらいまでは自動化の見込みはないと思われます。また、手の動きを模した発想で施工をする機械は、予測ではもう少し時間がかかって完成に至りそうです。機械化は難しいのであれば人が行うことになります。
コストが上がるのか、下がるのか。
これからますます単純作業や行動を嫌がるため、そこまで労働単価は下がらないように見込まれるのではないでしょうか。外国人労働者もそこまで増えない様相です。
30年後にメンテナンスをするときに、サイディングの貼り直しではトータルコストは利息を含めてもタイルの方が安いと思われます。
調べた中であれば比較的手の届きやすい価格帯のタイルはリクシルのセラビオがリーズナブルでそこそこの値段体系です。選ぶ際は、この種類を検討してはいかがでしょうか。
・自分診断
色々と書きましたが、自分の選択として合うかどうか、順を追って考えてみましょう。
選択肢は考えるとたくさんあります。しかし、ここでの自己診断はとてもシンプルに作ってあります。考える歳の前提は一つ、「30年間その家に住み続ける予定」ということだけです。
フリーランチはあまりないのが建築の世界です。安物買いの銭失いになることもままあります。払ったもの相当のものしか手に入りません。注意しつつ、自分に適したものを購入できる参考にしてみましょう。
【編集後記】
わかっていても家族で物事を決めていくのは大変です。仕事で決めるのであれば経験や自分の能力で選べるでしょうが、合意形成を意識した内容を作っていく必要があります
【昨日のはじめて】
バブル期の建物の見学
【昨日 子どもと】
声だして遊びました。よく見えている様子です。興味のあるものに「一緒に」触れるようにしてみてます。