手元のサイトを翻訳するか、新しいサイトを作るかどうかは迷うところです。
複数のサイトがあるとややこしいですし、複数の運営は手間がかかります。
であれば、翻訳する方がいいでしょうか。
しかし、グローバル企業のサイトを見ても、結局、複数言語に自動翻訳をしているもので、各言語で検索優位に立っているものでもありません。
そう考えると、どっちつかずです。
サイトを翻訳して提供するべきなのか、別サイトにするべきなのかについて考えてみます。
サイトを翻訳するプラグイン
逐語的な翻訳を自動で考えるならTranslatePressが一応のオススメです。
WordPressサイトを翻訳するプラグインはそこそこでています。
これは需要があるということが伺えます。
また、コンピュータ処理ができる限界がここだということもいえるでしょう。
ヨーロッパ言同士であれば、日本の方言のような関係性である程度の前提を共有しながら(違いはあるにせよ)逐語訳で形にできます。
日本語と他の言語は比較的難しいかもしれません。
韓国語であれば、その影響関係や語順などでまだいける可能性がありそうです。
逐語訳でOKと考えれば、紹介したTranslatePressとBOGOで構築する選択肢が出るでしょう。
言語翻訳の価値低下論
言語翻訳は機械的に処理できるようになって、その評価を下げられている感じを受けます。
厳密には、ニュアンスだったり誤解なく相手に伝えたりすることを目的とすれば、人が細かにチェックして提案するというのが一番安心です。
しかし、その能力も差がありますし、いかんせん、機械翻訳のスピードと量が、人の翻訳の質を圧倒してしまっています。
それでも、要所要所において、言語翻訳の価値は再認識した方がいいと考えています。
サイト翻訳も、機械翻訳をかければ十分と考える方もいますので、その考えを変えさせるのは難しいところです。
ユーザビリティは感覚値を大切に
本当は翻訳と合わせてユーザビリティの考え方が大切になってくるはずです。
言語によって色に含まれる意味合いが異なるように、サイト全体のデザインやユーザビリティを大切に考えた方が成功すると感じることも多々あります。
ただし、コストや労力の関係から、やはり機械翻訳に依っていることが多いです。
デザインまでを翻訳して考えるのであれば、別サイトまでを視野に入れて作成していく必要があるでしょう。
サイト翻訳 vs 別サイト
サイト翻訳におけるやり方は、機械翻訳、人による翻訳、その間にするかの選択肢があります。
機械翻訳はDeepLも試していますが、うまいところとイマイチなところ、考えに会わないところもあるので、まだ精度が高いとまではいえません。
どこまで使うかはおいておいても、サイト翻訳は言語翻訳が逐語訳に訳される、共通の根幹があるという前提があります。
一方、別サイトは機械翻訳か人による翻訳か以上に、正確な翻訳にはデザインの翻訳が必要と考える立場でしょう。
ここから、サイト翻訳にするか別サイトにするかに紐づいていきます。
分岐点の検討
これまでの議論のように、サイトの文字だけを翻訳するかは、デザインの翻訳の必要性を考えるかが分岐点といえます。
どちらの場合も言語翻訳は行うでしょう。
また、言語翻訳は、機械翻訳なのか、人の翻訳なのか、間の子なのかを選んでいきますので、差とはなりにくいです。
ここで議論していないSEOの問題があるにせよ、まずは、デザインをその国のデザインとして相当するものに翻訳するかどうかが、サイト翻訳で完了させるか、別サイトを立てるかの一つの分岐点です。
ビジネスであれば、コストや手間との見合いになりますが、こる場合や深くマーケットに入っていきたいと考える場合には、別サイトを立てるという選択肢を考えていきましょう。