英語でマーケティングをする際には、翻訳だけだとあまりうまくいかないことを強く感じます。
今回は、英語でウェブマーケティングする際に機械翻訳だけでは足りないということを、税金の用語の翻訳例を使って提示します。
機械翻訳信奉
プログラミングやウェブマーケ系の人は、好みの機械翻訳を用語選定に使っていることが多いです。
そのつがい作りは、効率的です。また、根拠を持って提供しやすいです。
しかし、機械翻訳ではうまく英語で地域化できていないことや、キーワードが掘り尽くされていたりしてうまく成果が出ない場合が多いです。
この辺りは地道にきちんとキーワードを探っていく必要があるでしょう。
合っているようで機械翻訳の直訳では補えない例、ニーズとして例示してみます。
知っているようで知らない例
5 D’s of tax planning
まずは、「5 D’s of tax planning」です。人によって内容はことなりますが、
tax planningという単語だけではなかなかたどり着きにくいです。
諸説ありますが、Deduct(控除)、Defer(繰り延べ)、Divide(分配)、Displace(置き換え)、Document(文書[裏付け])をする場合があります。
控除はそのままですね。繰り延べは収益化の延期。分配は所得所属の調整。置き換えは課税年度の調整、文書は裏付け書類の保存です。
時期について5Dを使うこともあります。Death(死亡)、Disability(障害)、Divorce(離婚)、Disagreement(不和)、Distress(困窮)。
これは税金がかかる時期の話です。
死亡時には、相続が発生します。障害があれば所得控除の話しが出てきますし保険金などの税務処理が発生します。
このDisability(障害)というくくりは、税理士から見たらかなり違和感があるでしょう。
しかし、英語圏の一般の人の処理業務としてくくるとこんなものなのでしょう。
Divorce(離婚)はいわずもがな。税理士の範囲を超える部分もありますが。
Disagreement(不和)は、家族やビジネスパートナー間の不和です。事業解散や資産の分割が発生する可能性があります。
Distress(困窮)は、資金不足などで事業解散や手元の資産の売却が発生することを指します。
日本でこのようなくくりをするのをあまり見たことがないはずです。
法律のくくりでもなければ、生活事象としてまとめる部分も少し異なるかなと。
Hypo Tax
外資系での要求で多い点かもしれません。略さず書けばHypothetical Taxです。
税金の仮計算といえばいいでしょう。
節税の提案や日常の税理士のサービスとして税金の仮計算は多く行うはずです。
機械翻訳にかけるとPreliminary tax calculationがGoogleで出てきました。
自分で英文をすべて書いていれば、Hypo Taxと書くでしょうが、Preliminary tax calculationと機械翻訳すると検索サイトがきちんと認識してくれませんし、読み手も分からない可能性が高くなります。
Tax Number 1
かなり小さな部分かもしれませんが、Tax Number 1(STCD1)というものあります。
SAPなどのソフトウェアにおいて、Tax Number 1というフィールドがあります。
ここには、イメージでは適格請求書の登録番号を書くことになります。
税務当局によって納税者に発行される識別番号ですね。
STCDはSteuer-Code、ドイツ語の税番号です。
日本の適格請求書の登録番号を想像してTax Number 1という言葉は出てこないでしょう。
そこを狙うかというのは、税理士の対象マーケットによって異なるでしょうが。
SEOの限界は、機械翻訳の限界を超えることから
機械翻訳を使うことはかなり当たり前になっています。
SEOにおいても、それで足りる部分が多いかもしれませんが、具体的な事象や検索キーワードを考えるとうまく結びついていないことが分かります。
SEOの限界を感じている方は、特に、この限界を超えることを意識して言葉を結びつけてみると良い結果が出ることがあります。
色々と取り組んでみましょう。
【編集後記】
呪術廻戦2期の渋谷編は、ハロウィンと時期を合わせるためにこの時期なんだろうなと、見ています。
青春がありつつないがしろにされる感じは、深掘りするほどつらいですね。
【運動記録】
ストレッチ○ ジム○
【子育て日記(6歳・2歳)】
ランドセルが届き、少しずつ来年の準備が進みます。
ムダな学校教育に泣かされたことも多いので、そうならないようなサポートをできるように、プランを考えています。