サービス提供のやり方も変わってきそうです。
特に、下積みを嫌がる若者層が増えているため、経営層もオペレーションを簡単にしたり分業化を進めます。
サービス提供において考えておきたい点です。
下積みを嫌うことと技術の習得
美容業界の方と、下積みを嫌う話が出ました。
長時間労働だったり、辛いことに耐えることへの耐性が減っている若い方が、すぐ辞めるという話。
「最近の若いものは」という論調はギリシャ時代からあった話ですし、こんなものでしょう。
ただ、一通りの技術を習得せずに辞めてしまうということでした。
早期退職を悪いというわけではありません。
10歳上の人が行っていた教育をそのまま自分が続けても、10歳上の方のキャリアをなぞるだけです。
すでにその10歳上の人が行っているサービスが存在し、追いかけていても差別化ができないことになります。
わざわざそのように非差別化を行う必要性はありません。
また、下請けはどんなにがんばっても価値が出ません。
知識や経験としては必要でしょうが。
お客さんを案内し、カットなどの下準備をする作業は、どの方が行ってもそれほど差が出ません。
また、雇用側もそういったコストセンターとしてみているので、がんばっても報われないしごとになっています。
早く成果を出すための分業化
早期離職が進むことで、短期間で教育を修了させる必要性が出てきます。
早く教育を終わらせるためのひとつの方法は、学ぶ量を減らすことです。
ここから分業化という方向性が出てきます。
例えば、カット専門、カラー専門、パーマ専門、男性専門、女性専門、毛量が少ない方専門など、多くの専門に分けていく形態が流行ってきます。
ひとつの方だけを極めて出していけば、収益化を早くすることができます。
その間に、別の型を習得していけば幅も広がります。
学ばずとも食べていければ、その型だけで進むことも可能です。
独立する方の目線だけではなく、雇用する側も同様に教育の単純化を目指します。
カラーだけを教えてお店が成り立つのであれば、教育コストが減ります。
カットもカラーも男性向けも毛量が少ない場合もすべてを教えていくよりもはるかに早く教育の成果が出せます。
一般の企業はこの分業化がまだ下手な感じを受けます。
実際は下手といよりも、美容業界と一般企業との解雇の形態がそうさせるとも言えます。
美容業界は資格商売で、ある程度自主的に転職をしていきますし、手に職の考え方もあるでしょう。
一般企業の場合は解雇へのハードルがとても高いため、いろいろな場所で利用できるように教育の幅もある程度もたせた上で進めるのが一般的です。
ただ、最低限の教育でいいという考え方は出てきているでしょう。
一方で、しっかり学べる企業がいいという転職理由は多く聞きますが。
企業側は学校ではないので、こういう言い方を受けると考えてしまう点もあります。
サービス提供の形態検討
短時間でサービスを提供できるように分業を進める、そして収益化を早める。
経営的に大切な目線でしょう。
ひとりでサービス提供をする上でも、この自己教育において同様の考えを行使すれば、短時間でサービス展開ができます。
コストと収益回収という点は、何をするにもつきまといます。
広げたい気持ちをどこで抑えて進めるか、考えるときに参考になる話でした。
【編集後記】
サンタさん関連の買い物に。
ちょうど時期なんでしょうね、かなり人が並んでいました。
そして、おもちゃもこの時期に売れるように通常の倍クラスの目玉品を用意しています。
例えば、3,000円くらいのを通常売っている層に対しては、6,000〜10,000円程度を売る感じですね。
色々と参考になります。
【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○
【子育て日記(4歳・1歳)】
鳥の生態を一緒に見ています。
ただ、托卵はちょっと気持ち悪い感じがします。
どう考えているのか、まだ子どもの感想を聞いてないのですが。