最近、助教授の求人を見かけました。雇い止めの典型の雇用期間が書いてあって、少しがっかりしました。「大学は2018年問題を控えているから」というのが典型的な理由でしょう。しかし、学生に近い大学の雇用状態がこうなっていては、今から社会に出る方やこれから伸びていこうとしている方のやる気を削ぎます。
求人の内容
今回見かけた求人はこんなものでした。
XXXセンターでは、助教授の公募を行っております。
OOOに強い関心を持ち、教育経験のあることが望まれます。
海外での研究や教育の経験は評価されます。また、最大で5年間の任期付きのポストですが、
研究面の待遇は、専任とほぼ同様です。公募の詳しい内容はホームページをご覧ください。
募集要項ではなくPR文の一内容です。SPECをつらつらと書いてますが、しばらくすると自然かつ唐突に5年間という数字が出てきます。なぜかなという文面でした。
これは雇止めを意識して書いてあると考えて、すぐ腑に落ちました。「高度の専門的知識等を有する労働者との間に締結される労働契約」であれば、3年でなく5年が雇止めの上限なのです。
雇止めとは
雇止めとは、期間を定めて締結された労働契約のことです。有期労働契約のように表現されます。「契約更新をずっとますよ」というスタンスだったのに、急に更新ができなくなった。そういうスタンスの雇い主をくい止めるべく、一定期間雇われている人は正社員にしなさいというおふれを政府は出しています。
事前の条件を記載することで、そのおふれに抵触しないように正社員化をしないようにするのが雇い止めです。
雇止めを防ぐための法律が雇止めを明示させる原因になっています。
雇止めの明示
明示の方法は次の4つを満たすことです。
- 契約締結時の明示事項等
- 更新の有無の明示
- 判断の基準の明示
- その他留意すべき事項
- 雇止めの予告
- 雇止めの理由の明示
- 契約期間についての配慮
今回の求人も詳しく見るとやはりきっちりと更新の有無と回数が明示されていました。
5.任用期間
XXXX年4月1日 ~ XXXX年3月31日
業務実績等により、年度単位で契約の更新を行います。更新は、4回を上限とします。
まとめとして
学生やこれから社会に出る人がよく見る職場としての大学。雇止めは、これらの人たちを落胆させていないか感じるものがありました。
自分が働く場合は、どのような条件で勤めるか、しっかりと見極めた上で応募しましょう。
【編集後記】
定年が気になるのは、定年の人ではなくて30代や40代人からだと読み、新鮮でした。
【昨日のはじめて】
有田焼の湯のみ
【子どもと昨日】
子どもとショッピング。子ども服もディスカウントが大きいところで選んでます。
お昼時は、肩車しながら食事です。机の上のものをあまり荒らされないので安心な食べ方です。気がつくと周りの人たちが食べているのをじっと見てます。それと近くの柵にしがみついて遊んでました。