新卒の有効求人倍率は上がっています。数値は上がりますが、この数値をそのまま鵜呑みにはできません。統計の方法は正確で合っていても、採用予定数は前年の採用の状態を色濃く反映します。
これだけ採用がしにくいと、多めに採用をしたいという意思が働き求人倍率が上がるという仕組みがあります。
リクルートキャリア就職みらい研究所の有効求人倍率
大卒の有効求人倍率はこのように定義をしています。
「大卒求人倍率調査」は、全国の民間企業の大学生・大学院生に対する採用予定数の調査、および学生の民間企業への就職意向の調査から、大卒者の求人倍率を算出し、新卒採用における求人動向の需給バランスをまとめています。
需給状況がひっぱくすれば当然に有効求人倍率が上がります。
有効求人倍率に回答する企業担当者の気持ちと人事担当者の枯渇感
有効求人倍率のアンケートがきた場合、人事担当者は何人と答えるでしょうか。
実際10人必要なので、10人と答えるかもしれません。
一方で10人ほしい場合に前年度人が採れないときは12人と答える人も出てきます。
正味でほしい人数を答えるのか、枯渇感が影響した人数を答えるのか。
枯渇感は一斉に出てきますので、ちょっとの増加が大きな増加につながるのです。
ですから、どこまで正確に社会の情勢を反映しているか。そうでもないとも言えます。指標の性質を理解してみるべきところでしょう。
「人がほしい」と「人が実際にほしい」の狭間。そして文化
組織が人を育てながらだと、正味の人数を採用するだけでなく継続的な教育期間を社内に持つ必要が出てきます。
単に人がほしいのか、人が実際にほしいのかは雲泥の差です。
労働力の買い方としてはちょっとムダと経営者に感じられるかもしれません。
ただ、組織の中で処理能力を高めることだけでなく、文化的な継承も必要です。
経営層が正社員を求めている一つの理由はこの文化的な継承が理由です。
人事提案では、労働力的な側面と文化的な側面の両方を織り交ぜて人事構成の提案をしていくと良いですよ。
【編集後記】
近々どこか海外に行こうと考えてます。ただ、子どもや家族がいると範囲が限られてきそうです。上手に選択したいですね。
【昨日のはじめて】
Twitter BOT作成
【子どもと昨日】
久々の登園で体力が落ちていたのか、帰ってきてから眠そうにしてました。
高い高いを勢いよくして、喜んでもらったのでよしとします。
様子を観ながら早めに寝床に連れて行ったのですが、寝入ったりまた起きたり。スッキリしない様子です。