LinkedInの運用を一応試してみています。日本での浸透がいまいちだとか、雇われを前提とした内容だとかという話がありますが、実際に試してみて考えたかったという前提があります。
しかし、個人事業主がするべきSNSではないというのが結論です。理由をまとめてみます。
売り込みが多い
LinkedInで気になったのは、比較的売り込みに使うツールということです。「Aという商品を知り合いに紹介してください」という感じです。
「そういうつもりもなく」というと語弊があるかもしれませんが、軽く交流をと考える素振りを見せると売り込みが来る感じです。どこか、そういう使い方を指導しているのかもしれません。他のSNSに比べてこの売り込み率が高めなので、奇妙な感じを受けます。
ネットワークビジネス
交流会の主催と参加の連絡もあります。こちらもあまり魅力を感じないところです。商社に勤めていたせいか、中抜きのビジネスの役割や思惑というのも見えてしまい、カモる文章に見えます。
私が知らないところで実りある機会を提供されている方もいるのでしょうが、LinkedInで来るこういうお誘いについて、気が乗らないものがほとんどでした。
無料で教えてくれと
「教えてくれ」という依頼がいくつかあります。税理士で出していると「最近起業をしたばかりなので、税金関連で分からないことが多い、しいてはウェブでもいいのでお話できないか」と。
きちんと有料サービスをご案内しますが、その先はいらないようです。ほしかったのは「教えてくれ」ではなくて「無料で教えてくれ」という内容でした。
興味のないリクルータ
人事関連の会社から大量につながり申請が来ます。申請をOKすると、すぐに面談依頼が来ます。LinkedInがそういうツールなのでしょうが。求人募集をしている会社などから直接の連絡ではなく、仲介会社が対象を探すツールになっている感じです。
もしかしたら、つながり増やす目標値をもらっているのかもしれません。
偽アカウント
偽アカウントのつながり申請も来ます。これは、他のSNSと同様です。ありそうな海外の企業で働いているよう装っています。また、つながり申請のOKがゆるいのか、それなりにきちんとしてそうな人がそういう偽アカウントの承認をしていることが多くて、まぎらわしい偽アカウントがそこそこあります。
相手をしていても有益なことはありませんでした。
偽求人
偽物の求人を受けることがあります。どこかの段階で、請求をされるのでしょうが。少し付き合って調べてみました。情報の真偽が分からず、比較的困っている方がいたので、私の調査自体は世の中の役に立った気がしましたが。
外資の求人を求めるなら
唯一価値がありそうなのは、外資系の求人や海外企業の求人、英語で求人を求めているリクルータとやり取りができる点です。それらを求めてるなら、悪い情報取得でもないかなと。しかし、経験的には英語を話すリクルータは、日経のクライアントサイドからはうまく情報を取り切れていない感じがします。外資企業の日本人以外の担当者とつながっている場合は大丈夫そうですが。
小括
LinkedInを個人事業主が使う利点はほぼなさそうです。
再度は勤めたい場合に、求人を探す方法としてはいいかもしれませんので、それなりに使える気はします。しかし、個人事業主用の本業用としては、時間を割くには値しないSNSという感じです。個人の需要の照らし合わせの参考にしてもらえればと考えます。
なお、私の場合は個人事業主や会社の売上にはつながらないという判断から、アカウントを削除しました。
【編集後記】
入社式に参加するであろう新社会人を多く見かけました。会社に迎える用意の大変さとか、研修後の様子など想像してしまいます。
【運動記録】
ストレッチ○
【子育て日記(息子6歳9ヶ月、息子3歳3ヶ月)】
上の子に、放課後学級の方へ参加してもらっています。入学前から同級生に会えるので、下準備にもなるかなと期待しています。父親のお迎えなどはあまり多くないようです。父親の疎外感について同級生の父親らと話になったことがあります。まあ、気にし過ぎず、関わっていくつもりです。