見えにくいものを提案するときの伝わりにくさをよく感じます。
一例として
- サービス
- 通信機器
- ソフトウェア
など。
サービス供給をする人や制作する人が、その想像以上に優しく提案をすることが着地点になります。
見えないものの価値はわかりにくい
見えないものは知覚しにくい。
当然のことです。
見えているものであっても、共有認識をしにくいことがあります。
赤でマーカーをしても、読み飛ばしてくれる人はざらにいます。
いわんや、見えないものの共通認識を醸成するのはとても大変です。
見えないのですから。
提案をしていると、
「どうしてわからないの?」と感じたことはたくさんあります。
見えないものをできるかぎり図示し、全体の予算感、メンテナンス期間、乗り換える場合の選択肢などを示します。
ここまで全体像を示せば大丈夫と自信を持っても、なかなか通りません。
それほどに、「見えない」というのはやっかいなことなのです。
見えない価値のわかりにくさ
サービス価値、聞いてあげること自体が問題解決になってしまう問題
税理士として、専門家として知識を渡す商売をしていると、「ちょっとくらい聞いてくれてもいいのでは?」という言い方を見かけます。
でも、その「ちょっと聞いてくれること」が価値になっていることに気づいてもらえないことも多いです。
というのも、相談者は、問題の根幹がわかっていないことが多いからです。
聞いてあげる、正しい方向性を示すことで、その後をスムーズに運ばせることができます。
この手の相談の一番の問題は、「問題がなにか」にたどり着いていないことなのです。
スマホ並みに、つながって当たり前の通信機器
通信機器の提案もなかなか通らないです。
つながって当たり前、使えて当たり前と、知識が薄い人に特に言われます。
スマートフォンが便利なんだなぁと改めて思い知らされます。
つながって当たり前、使えて当たり前だからです。
でも、その当たり前を実現するのに、毎月の主要部分を占める支出をしているのは意識されていません。
通信機器が使える手厚さも、そういった常々の支出があるから成り立っています。
こういった見えない当たり前に支配されることで、他の通信機器も使えて当たり前という言われ方を多くされます。
スマートフォンのような議論とは切り分けて理解を求めたいところです。
ソフトウェアは、適用フローの見直しが必須
ソフトウェアも使えて当たり前と考えられることが多いです。
これも、スマートフォンと同様にアプリが原因でしょうか。
ただ、日常生活で使われるアプリとは異なり、業務用のソフトウェアはその前後のフローが特殊です。
各人や各社がしている処理は、他とかなり異なることが多いです。
だから、交通整理をして、導入をスムーズにすることや使用する場合分けをきっちりすることが大切です。
そこまでやってやっと、見えない価値を感じてもらうことにつながります。
「便利だからどうぞ」では、簡単に使ってもらえにくくなってます。
見えない価値の提供の見直し
見えない価値を提供する際に、どう提供するか、改めて考えたいものです。
普段その見えない価値に慣れていない人にとって、「価値」を理解するのはとても難しいです。
提供側はよくわかっているので、感じて当然という前提を持っています。
この違いが大きな断絶を生みます。
玄人だけに、少人数だけに使ってもらいたいなら断絶を積極的に使うべきですし、スクリーニングにも使えるでしょう。
でも、意図しない対象までスクリーニングして、決済してもらえなくなるのが狙いじゃない場合もあります。
提案時の平易さは、当たり前に思えても、敢えて意識したいところです。
【編集後記】
うまくいっているように見えるとき、油断をしないようにしたいです。
マーケティングの歩留まり率がいいときも同様に。
【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○
【子育て日記(5歳・1歳)】
楽しく遊ばせすぎたようで、週初めなのにちょっと疲れがあるようです。
早く寝かせて、体調を整えさせたいなと。