劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンをやっと観に行けました。
公開から2週間経っておりますので、今回は軽いネタバレを含む感想もあります。
見たくない方はご注意ください。
すべてをみた方と、感想を共有です。
全体の感想
やっと、アニメ化されたもので話しをすべてを観終えました。
2020年9月16日から公開されているので、もう少し早く映画館に行きたかったです。
そして、やっとタイミングが取れました。
映画の感想で「泣ける」とあります。
評判のとおり、琴線に引っかかる箇所がいくつも散りばめられています。
鑑賞している人の弱いところでうるっとの来ている印象です。
いろいろな立場の登場人物が出てくるので。
- 母の気持ちに近かったり
- 娘の気持ちに近かったり
- 父の気持ちに近かったり
- 友達の気持ちに近かったり
いくつかの種類の泣き所が仕込まれているので、人それぞれでうるっと来るところが異なります。
近くの人が泣いていても、私はなにもなくすぎるところ。
その逆もありました。
開始すぐにうるっと来ている方がいました。
私は中盤くらいで、きました。
後半はもどかしくて早く完結してほしかったのですが、多くの方が涙をすすってる音を出してました。
結果として、やっと書籍の内容と結果がそろったところまで見られて、満足しました。
2020年10月8日 冒頭10分の無料公開
140分中のはじめの10分を無料公開しております。
ちょっと見たい方はこちらもどうぞ
[su_youtube url=”https://youtu.be/OaO8xKEL-Jc” title=”『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』本編冒頭シーン10分特別公開”]
映画館には、公開記念のパネル、サイン入りパネルが置いてあります。
ネタバレしても楽しめるもの
劇場版は、ネタバレしてても楽しめるものです。
いや、むしろネタバレを読まなくても、なんとなくの結末は想像して観に行っているはず。
見せ方やら、分かっていてももどかしいところがあって、そういう心の機微が表現されているのを楽しみに観に行けるものです。
「亡くなっている可能性があった、想い人にやっと会える」
一言で言えばそういうストーリーです。
でも、書籍とは異なる人物が登場していますし、知らない話しも楽しめます。
例えば、エリカ・ブラウンはもともとアニメオリジナルですが、その先の進路が出てきます。
アン・マグノリアは50年間 母からの手紙をもった子です。そのお孫さんまで出ました。
ユリスも今回初出です。
アニメで出てきたシーンも少しだけ挿入されていました。
文を書くことの意識を見直せる
手紙がメインテーマの話です。
今は筆をとらずに、パソコンを取ります。
ただ、その本質は共通で、何かを伝えることですね。
普段伝えれない感情を、なんとか伝えること注力しているものです。
文字があふれている世の中に、短い文章にどうやってたくさんの想いを込めるか。
わかりやすく伝えるか。
伝えるということを見つめ直せる話です。
小説との違いを感想とともに
ここからは、小説版との違いについての感想を少し並べてみます。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
幸せになってよかったなと。
知り合いの恋路のてん末を祈るような感じでした。
劇場版は、会って気持ちを少し伝えることに重きをおいています。
小説版の方が心的描写があって(ヴァイオレットも少佐も)、どこぞやの少女漫画を見ている気持ちになります。
それはそれでいいです。
劇場版はその場に第三者目線で立っている感じで見れます。
また、劇場版は、ヴァイオレットのその後の人生が締められていました。
(一応)18歳でCH郵便社を辞めて、亡くなるまでの話が聞けます。
結果的に天職が見つかったのかもしれないし、人の気持ちがわからなかった子が人の気持ちに寄り添った仕事をすることになるのを、なんとなく感慨深く見れます。
あと、断られたときの、死んだ目がリアルな感じで、こちらも悲しみを共有しました。
ギルベルト・ブーゲンビリア(少佐)
劇場版、話としてしょうがないですが、男らしくないなと。
自分がその娘を不幸にしたと自責して悩んで会わない。
現実世界なら、とっくにヴァイオレットは別の人と結ばれて終わってしまいます。
映画では、「悩んで会えないが続く、今どき男子」になっています。
小説版は、自分から迎えに行きます。
その方が、支えていく、あるいは支え合っていく上でも、あるべき姿のはず。
ストーリー上仕方がない変更点なのですが。。。
ちなみに、劇場版は兄に「家は継ぐから好きにしろ」と言ってもらって、肩の重しはなくなっています。
小説版は、迎えに行くくらいの気概があるので、軍人のままです。
ディートフリート・ブーゲンビリア
ディートフリートは、劇場版で一番株を上げる設定になっていました。
大きな変化として、優しくなっています。
自分が攻撃的な話し方をしてしまったことを反省もするし、少しヴァイオレットを心配した行動も取る。
弟の背中も押します。
こっちでええんちゃうのという、声優の感想にもうなずけます。
クラウディア・ホッジンズ
過保護と言われますが、小説版と劇場版と、ともに大切な役回りです。
小説版からの設定や性格の変更は感じられませんでした。
電話が普及しだす時代の郵便社の社長ですから、もっとビジネスライクであってもいいはずというツッコミもあるでしょうが。
劇場版では、政府に郵便社を買ってもらっているので、根回しやら許可ビジネスが裏でうまいのかもしれません。
他の方は軽め
アイリス・カナリー、ベネディクト・ブルー、カトレア・ボードレールは、あまり内面の描写はなかった印象です。
カトレアは完全に引いた立ち位置でした。
小説版の方が、本人の恋もあり、親しみがわくかなと。
一応細かなツッコミ
リアリティをもって観ればツッコミどころはそこそこあります。
でも、小説版では少女が大きなオノを振り回せる、体格の大きな男性を含めて圧倒できる力を備えています。
細かくツッコミ入れるのは、無粋かなと。
ただ、ちょっと心配になったのは
- 義手の重さが気になる(いい姿勢でタイプライターを打ったら肩がこるはず)
- 着衣と義手で海に飛び込のは、重みで沈んで危険だし、腐食しそう
というくらいは言っておきましょうか。
戦利品の小説
2種類目の来場者特典「ギルベルト・ブーゲンビリアと儚い夢」です。
「劇場版の」再開後の初々しい二人が描かれています。
同棲一日目の様子(仮)など描かれています。
後日談が分かってうれしい内容です。
書籍版のトーンが戻ってきてる雰囲気で、劇場版と小説のつながりを感じられました。
グッズは売り切れ、人も多い
グッズは超人気で売り切れてました。
封蝋シールとか、切手とかほしい方多いでしょうね。
待って良ければ、京都アニメーションのサイトからも買えるようです。
パンフレットは手に入れています。
色と紙質はヴァイオレットと手紙を意識した作りだそうです。
コロナと映画館
コロナで映画館が変わっていますが、その点も少しだけ言及をしておきます。
今までソーシャルディスタンスで、席を空けて座っていましたが、平日のみとなります。
土日は知らない方が隣り合って座る感じです。
換気は十分です。
ただ、めちゃめちゃ寒いです。
途中で立たれた方がいたのは、寒かったからかなと。
女性だけでなく、男性でも念のため、ブランケットか羽織があると寒さをしのげます。
映画館に来る方は、調整ができる格好にしてくだしあ。
食べ物の販売はされていませんで、飲み物のみでした。
でも、飲んでいる方は(寒かったのもあってか)あまりいませんでした。
暁佳奈さんのコメント
公式パンフレットの暁佳奈さんのコメントの中では、
明日からも元気でいてください。
公式パンフレットの暁佳奈さん
と
あなたの人生を生きてください。
公式パンフレットの暁佳奈さん
が載っています。
良い物語を観て元気を出して、自分が主役の人生をまたがんばりましょう。
まとめ
アニメ版を観た方であれば、その続きが気になっているはず。
キレイに描かれていますので、楽しめますよ。
気になった方は、ぜひ足を運んでみてください。
また、小説版と外伝の記事もあります。
気になった方はこちらもどうぞ。
なお、カクヨムで、ヴァイオレット・エヴァーガーデン著者の暁佳奈さんの別の作品も読めますね。
【編集後記】
新しいこととして、やっとこの映画を見れました!
【運動記録】
ジョギング○ ストレッチ○ 筋トレ○ サプリ○
【子育て日記(3歳)】
保育園への送迎。
今日も元気、ウキウキで登園。
私も今日を元気で始めます!