勤め人であるにおいても起業するにおいても、何をするかは一番の悩みごとです。
起業したら準備や種まきがあるにせよ、
大切なのは売上を上げることになるかなと。
この考えにおいては、「できること」という目線で商品やサービスの提供をします。
一方、「できること」よりも、「やりたいこと」という情熱が評価される時代でもあります。
4象限に分けてこれらを考えた上で、その位置づけを考えます。
「やりたいこと」「できること」軸
「やりたいこと」・「やりたくないこと」、
「できること」・「できないこと」の2軸で分析をすると
このように分けることができます。
この分析は、個人の提供軸を考えるものです。
その提供された内容が市場で需要があるかは
この分析の主要な検討事項ではないことはご注意を。
それでも、キャリア志向であったり自分の進むべき方向を考える上で役立ちます。
このうち、『3「やりたくないこと」x「できないこと」』と
『2「やりたいこと」x「できること」』は、余り悩む対象とはなりません。
『3「やりたくないこと」x「できないこと」』は検討するまでもなく、
やる対象にはなりません。
だってやりたくないんですもん。
しかも、できないし。
そして、『2「やりたいこと」x「できること」』は、
やりたいしできるんだから、ぜひやることのはずです。
問題は、1と4をどう考えるかとなります。
1「やりたいこと」x「できないこと」
やりたいのだができないことをどう扱いましょうか。
長期的な目線で考えれば、
できることかもしれません。
「できない」とは、「今」できないこととして考えています。
1年でできるようになる、
3年でできるようになる、
5年でできるようになる、など。
時間をかければできるようになるのであれば、
「やりたい」気持ちをを根幹におことは
挑戦し続ける点でしょう。
自分を分析する上では実行対象の領域と考えていいです。
なお、この先には市場の求めるところや競合の分析が来る場合があります。
競合が多いし市場が求めていないものであるという場合、
それでもやりたいこととして求めるかは、再考すべき点です。
4「やりたくないこと」「できること」
できるけれどやりたくないことをどう考えるかは難しいところです。
日銭を稼ぐ必要があれば、やりたくなくてもやる必要があると感じるかもしれません。
キャリア論もいくつかの変遷があります。
そもそもキャリアという考えがない時代においては、
「やりたいとかやりたくないとか考えるな!」という思考でした。
市場が豊かであり、やりたいかどうかを検討するよりも全体意思として統一し
動いてしまったほうが組織の利益が大きくなったといえます。
全体意思を優先する考え方の方にとって、やりたいかどうかという問は
ナンセンスなのです。
少し時代が下ってキャリアを考える際には、
提供側にとっては、キャリアが自己実現と結びつけられることが多くなります。
そうすると、やりたくないことを突き詰めても
自分らしさや達成感を得られない、よく生きることにつながらない、
という発想が生まれ避けられるようになります。
そして、需要側にとっては、自分がどういう人にお金を払うかを気にするようになっています。
クラウドファンディングは、自分のお金の対価を求める側面よりも
支払ったお金がどう使われているかを気にする側面が強いですよね。
それと同様に、商品やサービスを提供してくれている方が
喜んでその商品やサービスを提供している上で自分がお金を払っているかを
気にするようになっているといえます。
「やりたくないこと」を提供する場合には、
喜んでお金を払いたい需要者側の希望に沿わなくなる可能性があります。
仕事内容を領域分析に役立てよう
市場の需要はあるにせよ、自分はどの領域に対して
どんな商品やサービスを提供しているのか考えておくと良いです。
領域は定められたものではなく、提供者側の考え方によって
領域間を移動する可能性も考えられます。
やりたくてできることや、やりたくなくてできないことは
深く考える前に提供する・しないをはっきりできます。
悩むべきは、できないけれどやりたい仕事に
どれくらいの時間をこれから割いていくべきかということ。
そして、できるんだけれどもやりたくない仕事を
受けるべきかどうかです。
需要者側の支払いの考え方の変遷に伴って、
やりたくない商品やサービスは喜んで買ってもらえない
可能性が出てきていることも頭に入れるといいでしょう。
どういうラインナップを考えるかを迷っている方に
一つの方針として参考になればうれしいです。
【編集後記】
早い感じですが、そろそろ梅雨入りの時期のようですね。
雨とのお付き合いを考えますね。
【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○ サプリ○
【子育て日記(4歳・0歳)】
雨の中をお散歩です。
野外でお魚を飼っているところを見ながら、
「なんであそこにおさかなさんがいるの?」という問。
いろいろとああだこうだ二人で議論しながら
楽しみました。